前日に次男の彼女を招いてのクリスマスパーティも終えて、特に予定のない中、うちの奥さんが「歩きたい」と言い出しました。
じゃあ出掛けようということで、歩きたいなら摂津国八十八所巡礼のうち、未だ行っていない宝塚の中山寺には奥の院があって、徒歩で1時間くらい掛かるらしいので、ちょうどいいんじゃないかと提案したのですが、どうも奥さんの反応が鈍い。
私は別にどこでも良いので、訳を聞いてみると、心斎橋に用事で行きたいらしくて、そのついでに摂津国の巡礼もできたらと思っていたらしい。
それならそうと最初から言えば良いのに、「歩きたい」と言うのでややこしくなる。
用事があるなら、そっちにしようということで、大阪市内への摂津国八十八所巡礼ということになりました。
例の如く、昼食を食べることなく出発時間はお昼をとうに過ぎているので、阪急電車で大阪梅田へ出たタイミングで、先にご飯を食べないと、また食べ損ねるよと奥さんに忠告して、梅田で昼食を済ませることにしました。
奥さんに任せると決まらないのはわかっているので、降りたホームの近くで何かないか?と考えていて、ふと三番街のインデアンカレーが頭に浮かびました。
以前に私がインデアンカレーに行った時のことを話をしていた時に、食べたことないと興味を示していたのを思い出しました。
早速、行ってみたところ、混雑していましたが、ちょうど並びで2席空いていて、すんなりと入れました。
先に食券を買うカウンター席のみのお店なので、ゆったりランチには向きませんが急いでいる時にはちょうど良いです。

どんな味だったか、私も忘れていましたが、かなりの辛さでした。
でも、奥さんには美味しいと感じてもらえたようです。
食後は地下鉄で心斎橋へ移動して、奥さんが用事があるという心斎橋パルコへ。
どうやら、ここのロフトにネットで買った手帳を取りに来たようです。
心斎橋パルコでは、次男の彼女が好きなK-POPグループのコラボイベントをやっていたので、写真とランダムでメンバーの缶が出る自販機のジュースを買いましたが、残念ながら次男の彼女の推しは出ませんでした。


そして、心斎橋パルコを出て、ここから摂津国八十八所巡礼の札所を目指します。

久しぶりに心斎橋筋を歩きましたが、ほぼほぼ外国人でごった返しています。

戎橋のグリコ前まで来ましたが、肝心の札所をだいぶ通り過ぎてしまっていたので、戻ります。

グーグルマップを頼りに、到着したのは、俗称で「ミナミの観音さん」と呼ばれているらしい第2番札所の三津寺です。
グーグルマップが示す南側の通りには、それらしき石碑があるものの、黒塗りの謎の建物で入口がわからないので電話をしてみると、どうも入口の場所が違うみたい。

改めて西側の御堂筋へ出てみると・・・

立派なホテルと一体となった三津寺がありました。


ビルの中に本堂がありました。

お参りの後は、奥の寺務所で納経をいただきました。
三津寺を後にして、再び心斎橋筋のアーケードの下を歩いて、今度は戎橋の手前を左折しました。
この通りはホストクラブの看板ばかりで、あちらこちらに大きなホストの顔が溢れていました。
もうホストと中国人で酔ってしまいそうで、どちらも規制が必要なんじゃないかと強く感じました。
そして、やっと到着したのが摂津国八十八所巡礼の1番札所である「法案寺南坊」です。

お参り後、納経をいただくのに、寺務所のインターホンを鳴らしますが、なかなか人が来られません。
庭で松の木を剪定しておられた植木屋さんと思しきご老人が建物の中に入って行かれたので、もしや?と思っていると、やはりその方がご住職だったようです。
そして、筆を手にして納経書に筆を持って行かれますが、どうも具合が悪いようで、筆の保管状態に怒っておられたようです。
別のところから筆を持って来られるも、しっくり来ないようで、奥さんは体調も悪かったんじゃないかと言っていました。
ようやく納経をいただいたものの、再び声を掛けて来られて、出来が悪いんじゃないかと心配されていました。
余程、納得がいかなかったのでしょうね。

この近くには、札所が数珠つなぎのように続くのですが、この時点でもう16時を大きく回っていたので、今回の札所巡りはこれまでです。
御堂筋まで戻り、帰りは歩きたいという奥さんの希望を叶えるために、御堂筋を歩いて北上することにしました。

ルイビトンのビルが目を引きます。
少し休憩するために、心斎橋大丸へ行ってみましたが、お茶するのに適当なお店がなく、再びパルコの地下へ。

奥さんチョイスのこちらのカフェ「BROOKLYN ROASTING COMPANY Ex-presso SHINSAIBASHI」でドリンクを買って飲みました。

私はカプチーノをオーダーしました。

とにかく混んでいたので、席が確保できて良かったです。

同じフロアには、開催まじかに迫った大阪万博の公式ショップもあって、ミャクミャクだらけでした。
カフェタイムのおかげで、地上に上がるともう暗くなっていました。
ここまででも結構歩いたので、地下鉄に乗ろうとする奥さんに念のため確認すると、御堂筋を歩いて帰るというのを忘れていたようで、歩くと言い出しました。

これ、ティファニーの鳥のオブジェだそうです。

今月初めには山田涼介君が来てたとか…。

今の時期、「大阪・光の饗宴2024」によって御堂筋は、「御堂筋イルミネーション」で美しく彩られています。
まぁ、これをわかっていて、私は御堂筋を歩くことを提案していました。

御堂筋の場所によって光のカラーが変わります。

ただの犬の散歩と言い切るおじさんも居ました。
勝手にみんなが見てくると言いつつ、しっかりインスタのID掲げていたりしました。


淀屋橋まで来ると、土佐堀川の向こうに中之島エリアの「OSAKA光のルネサンス2024」の一部が見えます。

イルミネーションを見に、中ノ島へ来たのは直近が2021年で、その前は2017年かな。

万博間近な割には、規模的には決して大きくなってないですね。

でも、プロジェクションマッピングは、やはり公会堂が一番です。

ミャクミャクも登場していました。

この中ノ島エリアの「OSAKA光のルネサンス 2024」はクリスマス当日の25日までということで、意図せず来れたことはラッキーでした。

待ち時間5分で次の回が見られますし、大阪市も長年続けているので慣れたものなのでしょう。

誘導も多国語での会話可能な外国人の女性が、流暢な日本語でお話しされていました。

プロジェクションマッピングを観終わり、最後のイルミネーションエリアを抜けて、梅田に向け地下道へと入り、イルミネーション鑑賞も終了です。

クリスマスの日に摂津国八十八所巡礼のお寺巡りと異質な感じでしたが、最後は意図せずイルミネーションを見れて、奥さんとの良いデートになりました。
