一次病院からのデータの移行に時間が必要なので、予約時間の11時に対して10時20分に来るように言われ、その通りに伺いました。
前だけは何度か通って知っている病院ですが、初めてお世話になります。
データの移行の為に早めに来たことに加えて、20分ほど待ち時間があり、結局1時間ほど待合で過ごすこととなりましたが、病院裏の斜面に雑草退治のためだと思われるヤギが居て、なんだか癒されました。
ようやく呼ばれて診察室に入りましたが、こちらの病院の先生も女性でした。
しかしながら、流石はトップレベルの獣医師さんです。
説明もスムーズでわかりやすい。
私もいろいろと勉強してきたことで、理解が及んだこともあり、すべて納得のいく説明でした。
その上で、通常、放射線治療の場合は、各種検査をして、画像をもとに照射計画を立ててから1日目の照射を行うそうで、1週間後から開始となるそうですが、今回のあやめの状況を考えていただいた上で、その作業をこの日1日で終わらせて、1日目の照射をしていただけることになりました。
ちょうど、病院へ向かうところで、一次病院の先生から電話があり、組織検査の検査機関から、未だ結果が出ていなかったリンパ腫の細胞がB細胞であるという回答が届いたとの連絡をいただきました。
B細胞は増殖の進行が早い細胞らしく、鼻咽頭のリンパ腫の場合はおよそこのB細胞らしいのですが、絶対ではないことで、もし結果が出ていなければ、即日の照射は見送られていた可能性が高いです。
ですが、二次病院の先生も信頼を寄せる検査機関だったようで、そこで、リンパ腫でB細胞という結果なので、これは照射に矛盾がないとの判断でした。
当日にすべての検査をして、1日目の照射をしていただくということで、あやめをお預けして、引き取りは夕方17時とのことで、一旦、病院を離れました。
すると、後からあやめの検査は順調に終わったものの、病院全体のスケジュールが押していて、17時半に迎えに来てくださいと先生より電話がありました。
そして、そうは言われていたものの、それで予定していたので、待つ覚悟で17時に病院へ到着。
待合のテレビのニュースで、園遊会の模様が取り上げられていて、「そうだ、今日は菊池桃子さんも園遊会に呼ばれているんだ」と思って、一生懸命に目を凝らしていましたが、ご主人らしき方が紀子さまとお話しされている様子は確認できたものの、肝心の桃子さんの姿は???見たような見てないような…。
そして、ようやく先生に呼ばれ、お話を聞くと、無事に照射は完了したそうですが、画像診断の段階で照射するべき部位が、あやめの場合非常に分かりにくくて特殊だったようです。
画像を交えて丁寧にご説明いただき、その特殊性についてもしっかりご説明いただきました。
呼吸器科の先生にも診ていただき、意見を頂戴していただいたそうですが、やはり相当まれなケースのようです。
元々、1月くらいから始まったあやめの異常な呼吸音ですが、それがリンパ腫が原因とすると、進行の早いB細胞では考えにくいので、元々の呼吸音の問題は、別に原因がある可能性もあるとのことでした。
まぁ、これも私も疑っていたことなので、納得です。
でも、信頼できる検査機関からリンパ腫B細胞の判定が出ている以上、放射線照射自体は行うべきという判断だったそうです。
とにかく、すべて納得できる説明であり、一次病院とのレベルの差を感じざるを得ませんでした。
また、一次病院の獣医師はしきりに抗がん剤について言って来ていましたが、こちらの先生の話では、鼻咽頭のリンパ腫の場合、放射線治療のみ行った場合で、20%近い確率でリンパ腫の再発がないというデータがあるそうです。
まぁ、これも私もバレンティーノとの会話の中で、一つの知識としてはあったのですが、信頼のできる優秀な獣医さんから聞けたことで、今後の考え方に大きな影響を与えてくれます。
あやめの場合、鼻咽頭のリンパ腫による呼吸困難を問題としていますが、他の部分には今のところ全く問題が見られないことから、先生もそういうお話をしていただけたものと思われます。
ただ、唯一気になるのは、大体の症例は鼻腔部分であったりするらしく、鼻の表面に異常が現れて気付くらしいので、あやめの場合は、鼻咽頭狭窄を疑っての内視鏡検査を行っていなければ、わからなかったような症状なので、その違いがどうかという部分だけです。
でも、早期に判明したことは不幸中の幸いであるのは間違いないと思われます。
納得のいく説明をいただいた後、あやめの麻酔からの覚醒を待って、あやめを引き取りましたが、その待ち時間お間に済ませたカードでのお会計は、私がこれまでの人生で切ったことのない金額だったことは言うまでもありません。
まぁ、大台を覚悟している中では、1日目の会計としては予想よりもちょっと多いですが、残りの5回(照射は全部で6回行うそうです)でそのくらいになるのかなと想像しています。
でも、納得のいく治療をしていただいていますし、何より、帰宅してのあやめが見違えるように、呼吸音がしなくなったのは驚きでした。
あやめ自身も呼吸が楽だからか、積極的に動いて、以前のあやめの姿がそこにありました。
1度目の照射でここまで変わるとは期待していなかったので、正直驚きました。
でも、一喜一憂してはいけないと自分に言い聞かせています。
今回の鼻咽頭の腫瘍が消失したとしても、血液の癌であるリンパ腫はまたどこから発症するか判りませんし、鼻咽頭の腫瘍も完全にすべての悪性細胞がなくなるわけではないらしいので、余命の中央値の3年というところは忘れてはいけないと感じています。
それでも、あれだけあやめを苦しめていた呼吸苦が全く感じられないというのは、ここまで変わるか?という印象です。
やって良かった・・・そう思っていた矢先、あやめが少し口呼吸を始めました。
この苦しそうな表情を見るのが辛いのです。
でも幸い、その後は落ち着いて、鼻呼吸での異音は続いていましたが、口呼吸はずっと減り、残りの放射線の照射に期待してしまいます。
がんばれ!あやめ。

