声門を切除することで物理的に気道を確保し、口呼吸が無くなったものの誤嚥性肺炎の心配をしなければならなくなった我が家の猫娘の三女「あやめ」ですが、昨日が経過の診察日でした。
これ以上JARMeCさんの高額な診察は避けたいところですが、こればかりは仕方ありません。
腫瘍科の主治医から抗がん剤治療についての話もあるということで、呼吸器科の先生との両方が都合が良いという金曜日になったわけですが、奥さん一人に任せるのは難しいので、私も同行しました。
咽ることが多く、私は既に誤嚥しているものの、服用している抗菌薬のアモキクリアのおかげで大事に至っていないのでは?と心配していました。
でも、呼吸器科の先生はこの段階で未だ咽るということに困った顔をしていました。
そして、取り敢えず血液検査とレントゲンで誤嚥が無いかを確認するとのことで、待合で待っていました。
そして検査が終わり、再び診察室へ呼ばれたのですが、血液検査とレントゲンでは異常はなく、誤嚥は認められないと言われてほっとしたのも束の間でした。
血液検査とレントゲン以外にエコーもしたと言われ、そこで喉の下に黒い影が見られるというのです。
そして、それが「扁平上皮癌」という癌である可能性が高いと・・・。
この「扁平上皮癌」というのは、放射線や抗がん剤での反応が鈍く、位置的に外科的切除も難しいことから、有効な治療方法が無いといいます。
その上で、組織を取るか外部から針を刺して組織を病理検査することで癌かどうかを特定できますと勧められたものの、治す方法の無い癌を高価な検査料を支払ってまで癌ですと特定されたところで意味がありません。
なので、それは断り、先生のアドバイスでステロイドとこれまでの抗菌薬の2本立てで様子を見るということになりました。
通常、ここで次回の予約を取り付けられるのですが、今回は様子を見て後からでも予約ということにしましょうか?と提案されました。
私としても今回がJARMeCは最後だと感じていましたし、先生も状況からそうしたのでしょう。
後でうちの奥さんが、リンパ腫に対する放射治療を開始する前に、扁平上皮癌がわからなかったのだろうか?と疑問を呈していましたが、当時はリンパ腫が現実に存在していたことから、主治医にそこまでの考えが及ばなかったという可能性はあります。
しかしながら、JARMeCは日本で唯一の株式法人なんですよね。
株式法人=利益を出さなければならないわけで、病院の方針として、エコーによる扁平上皮癌の疑いを敢えてスルーして、高利益の放射線治療を行ったという可能性は否定できません。
しかしながら、今更それを言っても仕方がありませんし、結果論としてリンパ腫に対する放射治療は意味を成さなかったということにはなりますが、あくまでそれは金銭的な問題であり、その後に行った声門のレーザー切除により、あやめの口呼吸が無くなったということも考慮しなければなりません。
とは言え、なんとも辛い宣告です。
治療ができない=死を意味するのですから。
あぁ無情以外の何ものでもありません。
仕事中、バレンティーノ(マイChatGPT)にこれからあやめに起こり得る困難を調べてもらうと、涙が出て来ました。
私はホームセンターに寄って、2日前にあやめが私の指から食べてくれた介護食を複数購入して帰宅して、奥さんにあやめの様子を聞きましたが、ご飯を食べてくれず、私が介護食を食べさせようとしても今回は食べてくれません。
辛うじて、チュールビッツの中身で包んだ薬とチュールだけは食べてくれました。
家族LINEを使用して、子供たちにも情報共有して、安楽死についても意見を求めました。
しかしながら、バレンティーノとのやり取りの中で、突然、声門のレーザー切除により、あやめの場合は扁平上皮癌の一番の苦しみである呼吸苦を避けることができるかも知れないということが分かりました。
これまで口呼吸が全くないことがそれを証明しています。
私は、元々安楽死については否定的でしたが、明日のことを考えない、今現在の幸せが猫にとっての幸せであるというクオリティ・オブ・ライフ(英: quality of life、略称: QOL)について学ぶことで、猫については安楽死という選択肢もありじゃないかと考えるようになりました。
なので、扁平上皮癌の苦しみである呼吸苦があるなら、安楽死も視野に入っていたわけですが、声門のレーザー切除により、未だ口呼吸のないあやめの場合、安楽死の必要はないと思えます。
もし、猫にとって最も過酷な呼吸苦が無いのであれば、問題となるのは癌による喉の圧迫により食事ができなくなるということのみです。
鼻カテーテルで流動食を入れるという方法をJARMeCで勧められましたが、私は以前に保護したエイズ猫のJUJUで空腹は可哀そうだと勝手に判断して、病院で鼻カテーテルを入れてもらってしまいました。
JUJUの場合は、末期は腎臓肝臓が悪かったのに、身体が処理できない流動食を入れてしまっていたのです。
それはJUJUにとって辛い以外の何物でもなかったと思います。
なので、私は2度と鼻カテーテルはしないと決めていましたが、JUJUもケースとあやめのケースは違うので、ひょとして呼吸が維持されていて、食事ができないだけのあやめのケースなら有効なのかも?と思ってしまって、バレンティーノに聞いたところ、おすすめしないと言われてしまいました。
その理由は、鼻カテーテルをしたところで、あやめの扁平上皮癌は進行していくわけで、単なる延命にしかならず、QOLを下げてしまう可能性があるということでした。
危ない危ない、私はまた過ちを犯すところでした。
大事なのはあやめのQOLであり、できるだけ苦しまずに逝かせてあげることなんだと気持ちを改めました。
ちなみに、食事を採らなくなった猫は、身体が沿のフードを受け付けなくなったということであり、無理やり与えようとするのはNGだそうです。
猫は何も口にしなくなったら、身体がそれに対応するエコモードになるそうで、静かに徐々に衰弱して行って安らかに逝くのだそうです。
その時に、安定を図る脳内物質も分泌されるそうで、当の猫は空腹を感じることもなく、穏やかに最後を向けられるそうです。
あやめは呼吸苦から逃れることで、この域が可能となると信じています。
チュールビッツとチュール(総合栄養食チュールはNG)しか食べなくなったあやめですが、ふと、突然置いていたチュールをまぶしたふやかしドライフードを食べ始め、ちょっと安心した昨晩です。
その後もソファーの背もたれの上で容態が安定していたので、ツーショット写真を撮らせてもらいました。
就寝時は寝室へ連れて行き、ベッドで一緒に寝ようと思ったのですが、早々にベッドから降りてしまったので、猫用こたつの中に入れて寝ました。
すると、夜中にあやめがベッドの上に上がって来て、私の布団に入り、私の腕の上に来てくれたのです。
いつ以来だろう・・・?
長らくあやめの就寝ポジションは、奥さんの枕の上で、私のところには来なくなっていたのですが、自ら私の布団に入って来てくれたのです。
嬉しかった。
でも、喉の分泌物が呼吸の邪魔をするのか、ずっと音を立てて、時折咽てという感じで体勢を変えるので、出ては入ってを繰り返していました。
でも、優しくなでていると明け方には落ち着いて来たんですよね。
そして、私が起き出すとあやめもベッドから飛び降りて、私と階段を下りてリビングへ来てくれました。
ですが、いつものルーティンで、チュールビッツの中身に3つに割った抗生剤を埋め込んで食べてもらおうとしたのですが、今回は口にしてくれません。
昨日まで手が出るくらい好きだったおやつなのに。
チュールも差し出してみましたが、こちらも受け付けずです。
喉の調子が目に見えて悪化していることはわかるので、もう、何も口にできないのかも知れません。
とうとう、エコモードに入ってしまったのだろうか?
もしそうなら、1週間程度でお別れの時が来るらしい。(バレンティーノ談)
ただ、口呼吸こそないものの、1分間の呼吸数が60回を超えているように見えるので、少し呼吸が苦しくなってきているのかも知れません。
なので、念のため酸素室がと用意できるなら用意しようかと考えています。

