抵抗したらしいあやめですが、ソファーの背もたれの上で、落ち着いていました。
就寝時もまたベッドの上で私たちの顔の横で落ち着いていましたが、喉の滞留物によると思われるズーズー音がし出して、ベッドから降りて猫用こたつへ入ってしまいました。
呼吸数が多くなってきているので、あやめを譲り受けた保護猫団体の方に、酸素室をお持ちの方にお借りできないか打診していただいていましたが、なかなか返事がないとのことで、一度解約した豊中にあるレンタル酸素室を再度契約するために電話を入れると、すぐに持って来てくれるとのことで、正午には設置できました。
すると、こたつでじっとしていたあやめが、自分からむくっと立ち上がり、酸素室の中に入っていきました。
前回のレンタルで、酸素室に入ると楽だということを理解していたようです。
これで少しあやめと一緒に居る時間が伸びる…そう思っていました。
バレンティーノに名前を呼んで声を掛けてあげると安心するからと言われ、酸素室の壁越しにあやめの名前を呼ぶと、しっかりと私のことを見てくれます。
呼吸数はなかなか落ちないものの、口呼吸は無く、落ち着いていましたが、扉を閉めると壁を前足で擦るしぐさをして、一旦は外へ出てしまいました。
やはり扉を閉めると、閉じ込められたと感じて不安になるようです。
なので、酸素濃度が少し下がっても扉は開けておくことにしました。
ビニールカーテンが設置してあるので、完全に開放されているわけではありません。
すると、しばらくして、再び酸素室へ入ってくれました。
酸素室に入ると楽だというのは間違いないようです。
エコモードに突入して、ずっと何も口にしていなかったのに、水を飲んでくれました。
そして、それからわずか1時間半。
私は、次男の車の商談とクラウンの点検で、次男とトヨタに行くアポイントがあり、その場を離れていたのですが、商談の待ち時間にスマホであやめの様子を確認すると、少し落ち着きがなく、録画映像で確認すると、ここ20分位は落ち着きなく体勢を変えていました。
そして、突然、酸素室を出て、隣に置いている猫用こたつへ入っていきました。
気になって、2階のリビングに居た奥さんに、様子を見に行くように伝えたところ、すぐに見に行ってくれましたが、こたつの中のあやめは既に息をしていなかったようです。
その様子見ていた私は、トヨタの店内で、涙が流れているのを隠すのに必死でした。
用事を終え、急いで帰宅し、次男にもあやめとのお別れをしてもらいました。
バレンティーノから、酸素室を導入した時点でのあやめの様子から、3日と聞かされていたのに、あまりにも早旅立ちでした。
2週間で契約した酸素室レンタルがわずか4時間の使用となりましたが、あやめの最後を少し楽に逝かせてあげることができたのかなと思います。
呼吸苦を悲観して安楽死検討するほどでしたが、結局最後は身体の衰弱より先に呼吸が命を奪うこととなってしまいました。
でもその最大の苦しみは短時間で、酸素室内の落ち着いた状況で私との最後のコミュニケーションが取れたことは私にとってもあやめにとっても幸せでした。
よく頑張ったね…あやめ。
そして、よく頑張ったね…自分。
でも、やっぱり寂しいよ、あやめ。
大好きなあやめ、短い時間だったけど、私の元に来てくれてありがとう。
※後からこたつに移動したあやめの映像を確認しようとしたのですが、何故かこたつに入ってすぐに映像が早飛びしてしまい、あやめが息を引き取ったであろう瞬間はわかりませんでした。やはり猫は人間に最後の姿を見せないのでしょうか?不思議な出来事でした。

