例年はだらだらと夕方近くに終えるのですが、今年は脊髄損傷で車椅子の次男の神戸の会社まで行かなければならないので昼過ぎには掃除を終えて帰宅しました。
次男の会社は、新卒で入社の半年後の事故ということで、名古屋工場から自宅から通える神戸工場へと所属を変えてくれたり、神戸工場の事務所にスロープを設置したり、車通勤を認めてくれたりと、いろいろと配慮はしていただいていたのですが、神戸までの車通勤はやはりそこそこ大変で、社の規定により正社員から嘱託扱いとなってしまったりと厳しい現実がありました。
車椅子となって始めた車椅子バスケットについても、関西の強豪チームに入らせていただいたものの、通勤を含めた現在の勤務状況では、疲れてしまってなかなか練習できないという状況でした。
チームの方々から話を聞くうちに、次男は退職を決意して、今年いっぱいで退職することとなりました。
その結果、会社で使っていた車椅子を持ち帰らなければならないものの、最後の日は社員の方々と食事に行くので、車で行けないということで、私がシエンタで車椅子を引き取りに行くこととなったのです。
うちの奥さんも同行し、シエンタの手動装置を取り外して、久しぶりにシエンタでのドライブとなりました。
そんな翌日のことです。
次男が日本で唯一の脊髄損傷者専門トレーニングジム「J-Workout」の体験に行くというので、奥さんと見に行くことにしました。
「J-Workout」は扇町公園のそばのビルの一角にあります。
メディカルビルのようですね。
年末の日曜日ということだからか、他のテナントさんはお休みのようです。
この「J-Workout」ですが、次男の事故後、とにかくいろんな情報を集めていた私は、早々にネットで見つけていました。
しかしながら、当時は次男はそれどころではない状況で、現実を受け入れることが大変でした。
ですが、車椅子バスケットをはじめて、チームの方々のお話を聞いたり、冷静に自分の今後を考えられるようになり、「J-Workout」でのトレーニングを始めることにしたようです。
非常にきついトレーニングみたいですが、成果を上げられている方も多いようです。
大阪ジムのマネージャーは、可愛らしい女性の方でした。
私達が行くと既に次男はトレーニングを開始していました。
色々な器具がありましたが、脊髄損傷は麻痺で、脳からの命令が足に届かない状態なので、自力で脳から命令を出しつつ、トレーナーの方に足を動かしてもらってバイパスのような信号のルートを確立するのが目的みたいです。
今後、医学の進歩により、iPS細胞による神経細胞の再生が可能となった時に、大きく前進できる可能性があると考えています。
その時に、足が細ってしまっていては、神経以前の問題となってしまうと考えて、次男は足の筋肉を維持していくことを決めたようです。
これまでの勤務からはそんな生活は不可能であるため、新たな生活を模索しています。
トレーナーの方も非常に体力を要するので、立派な体形だったりします。
もちろん、本人もしんどいようで、次男の苦しそうな顔が印象的でした。
マッサージ機?らしき振動装置のようなものもごつい…。
バランスボールを使ったり、手作りの台を使ったりしながら、色々な動きをチャレンジしていました。
このハイハイは特にしんどそうでした。
自分ひとりでハイハイできることはないですが、そのスピードには違いが出るそうです。
終盤は大掛かりな機材を使ってのトレーニングです。
これは身体を釣り上げて、ウォーキングマシンの上を歩くというものです。
もちろん自分で足を上げることができないので、トレーナーさんが足を持ち上げるのですが…。
次男の場合は完全麻痺ですし、このジムで歩くことができるようになる可能性は低いですが、未来の医学と奇跡を信じて取り組んでいる次男です。
私はそれを全力で応援していく所存です。

