そのトイレ処理について以前にも取り上げましたが、納車以来キャンピングカーのトイレ処理の定番となっている「アクアケム」および「オダーロス」というトイレ処理剤の両横綱を未だに使用していません。
「アクアケム」の方は納車時についてきたお試し用?らしき小さなボトルのものがタンクの下に置いてありますが、「アクアケム」自体の匂いが強烈ということで、そのまま手付かずとなっています。
8月の北海道キャラバンでは、出発前にODORLOS(オダーロス)を購入しようと思っていたものの、直前まで忘れており、思い出した時にはすでに遅しで、以前購入してあった、ホームセンターで売っているポータブルトイレ用等の処理剤を使わざるを得ない状態でした。
もともと、実験的な意味合いで購入していた処理剤たちなので、約1週間という長期間と真夏の気温の高さにより、この北海道キャラバンは概ねトイレ処理剤の効果を検証するには十分であったかと思われます。
北海道キャラバン出発前にも、自宅車庫にて子供達のお泊り部屋の離れとして利用する際、潟Xミスのさわやかナースシリーズ「洗浄も出来る消臭剤ポータブルトイレ用」というのを試していました。

こいつはバイオ系で瞬間消臭に持続性もバツグンとの表示なので結構期待していましたが、結果は・・・よくわかりません。
液体自体に香りがあるため、即効的な消臭効果にはすぐれていますが、タンクに溜まった汚物に対してどれほどの効果があるのかが未だよくわからないのです。
タンクのシャッターを閉めている限りは全く臭いは気にならないのでそれでいいのかなとも思うのですが、シャッターを開けるとやはり臭いはしますし、何となく効果があるとしても、かなりの量を使用しないと効果は高くないのではないかという風に感じました。
ただ、我が家のオルビスのトイレは、基本的には大便には使用していないので、気にならないレベルで収まっているのかもしれません。
北海道キャラバンにおいても、位置づけとしては緊急用、女性用という使い方でしたので、本来あるべき状況とは違うと思いますので参考にはならないような気はします。
今回の北海道では、初めてアズマ工業鰍フ「汲み取りトイレ用 バイオ消臭」を使ってみました。

この商品は、名前からして強力そうですが、袋をそのままタンクに投入し、濡れると袋が溶け出し中の粉末の薬剤が投入されるというタイプのものです。
基本的に微生物で汚物を分解する浄化槽のような役割のもので、浄化槽の処理強化も用途となっています。
ですから、非常に強力で、効果の間違いない処理剤なのだろうと思うのですが、効果を出すためには結構な時間が必要なようです。
本来の効果を発揮するには1週間くらいの時間が必要らしいので、北海道出発の3日ほど前にタンクに投入してみました。
そして、使用後に時々先ほどのスミスのさわやかナースシリーズ「洗浄も出来る消臭剤ポータブルトイレ用」の液体を併用投入するという感じで使用していましたが、特に問題なく使用できており、これまたシャッターと便座の蓋を閉めている限りは全く臭いが気になることはありませんでした。
しかしながら、6人でのキャラバンでしたので、緊急用とは言いつつみんなが少しずつ使用するだけで、結構タンクが一杯になってきます。
子供が流す水が多いということはないとは思うのですが、わかりません。
結局、満タンサインが出ていたわけではありませんが、出発して4日目にはかなり一杯になっててきたのでダンプしてしまいました。
よって、その時点で再度アズマ工業鰍フ「汲み取りトイレ用 バイオ消臭」を投入することになったのですが、その後状況は少し変わりました。
車内に臭いが漂うことがあったのです。
ただし、これも子供がカセットトイレのシャッターをちゃんと閉めることができていなかったり、便座の蓋を閉めていなかったりしましたので、きちんと閉めていれば臭いが漏れていたかどうかはわかりません。
アクアケムはタンク下に収納したままでしたので、いざとなれば使用できたのですが、その臭いの発生後、「汲み取りトイレ用 バイオ消臭」をもう一袋投入し、シャッターや蓋を閉めることを徹底してからは、臭いは気にならなくなりましたので、利用することはありませんでした。
キャラバンから帰ってダンプした際には、やはりタンクの中身自体は臭うもののそれが効果薄状態なのか判断がつきません。
ODORLOS(オダーロス)でも大便の臭いはしないが小便のような独特の臭いはあるという報告も目にしますので、今回の臭いが実際のところどうなのかというのは、やはりピンときません。
ですが、目的としてはトイレを臭いと感じなければ良いわけですから、このキャラバンでもダンプ後の一瞬を除けば、目的は達成していたのかもしれません。
また、私の勝手な思いつきですが、「汲み取りトイレ用 バイオ消臭」は微生物で消臭するのでひょっとすると栄養素のありそうな大便を含んだ方がバクテリアの動きが活発になって効果があるのかも?なんて思うのですが、関係ないでしょうか?・・・多分関係ないですね・・・きっと・・・んんっ、あんまり想像したくないですねw。
しかし、今回わかったのは、二人旅で長期間ダンプの必要がない場合なら、最大限の効果を発揮したのでしょうが、我が家のようにダンプのペースが早いと「汲み取りトイレ用 バイオ消臭」が本領を発揮する前にダンプすることになるので、結局は我が家にはあわないのだという結論になりました。
また、オダーロスにしてもバイオを利用したものなので同様の可能性もあるので、まずはオダーロスを最初に使用するべきでした。
オダーロスと比較をしてみての検証で、初めて本当の結果がはっきりしますので、近いうちにオダーロスを手に入れたいと思います。