
我が家のキャンピングカー「オルビス・イオ」が納車されて既に2年が経過しましたが、最近は落ちついてきてこのブログでも「オルビス・イオ」についての記事が少なくなっています。
いろいろと妄想で書き綴った納車前後の記事と現在の感覚はまた違ったものかもしれません。
自分でも、書き捨てであまり覚えてなかったりするので、2年を経過して同じテーマについて考えてみたいと思います。
まずは、イオの契約から納車までの期間に書いた『キャンピングカーの選択基準(その1)』という記事で、発電機を重視してオルビスを選択したとありますが、それはその通りであり、この記事の内容については今も思うところは同じで正解であったと感じています。
ただし、厳密にはオルビスの発電機は床上ではなく、正しくはサブフレームで位置決めされた床下というところが適切かと思います。
しかしながら、単純な床下取り付けに比較して、箱状の専用空間により周囲をある程度囲まれているということがあり、外部でありながら内部に近い状態となっています。
ほぼ囲われている為、BOX内にあると言っても良いかもしれませんが、前方向については壁状になっていないため、ここに壁をつけて囲むとまた違った状態になるでしょう。
いずれにしても、このような発電機の搭載は、後からでは無理ですからオルビスならではの搭載方法ということになります。
次に『キャンピングカーの発電機』という記事についてですが、これも納車前の記事です。
ここでは主にポータブルと車載型との比較をしていますが、一般的にはポータブル(小型0.9kw・1.6kw)は音質が高く、車載型(大型2.8kw)と言われています。
排気量のせいかもしれませんが、絶対的な音量差ということではなく、高い音の方が耳につきやすようです。
ですから、ポータブルを「静音BOX」に閉じ込めてしまうと車載型よりも静かになるようです。
また、この記事で否定的なポータブル向け「静音BOX」についても、バンテック社のiBOXをはじめ、『発電機の防音ボックス』という記事で紹介している商品もあり、私自身も記事の内容どおり、考え方を修正した部分がありました。
ただし、発電機自体の重量に加えてBOXの重量も加わりますので、一般的に搭載されるリアキャリア等の場合車体よりも更に延長した後ろに重量が掛かることになり、てこの原理から車体の重量バランスとしては結構な負担となることは認識しておかなくてはなりません。
また、燃料の関係で連続運転時間の限られるポータブルと燃料タンクを別に装備する為長時間運転が可能な車載型との環境の違いもあります。
また、防音BOX内のポータブルにしても完全に音が消せるわけではないので、夜間の使用等には結局、独りよがりにならずに使用可能と判断するには難しいものがありますから、それなりに音が許容される場所でない限りは使えないというのは同じです。
また、昼間の一瞬の電子レンジ等の短時間での使用なら問題ないケースも多いですから、そういうケースでは車内からすぐにON・OFFできる車載型なら周囲に配慮しながらの使用が可能です。
そして、同じ2.8kw発電機搭載を売りにする京都のマックレーさんとの違いについては『当ブログの内容は鵜呑みにしないでください』というタイトルで走行中の発電機使用について取り上げました。
この記事では、コメントで他のユーザーさんからも走行中も発電機が使用可能である点が大きなポイントであったことがうかがえます。
マックレーさんの件はわかりませんが、オルビスビルダーのキャンピングワークス社の設計担当者である「じぇね男」さんは、昔ホンダ系チューナー「無限」に居られ、モトクロスマシンを担当されていたので、特に動きの激しいモトクロスの2輪車の技術を応用すれば、走行中も大した動きのないオルビスの発電機を問題なく稼動させることは、そう難しくはなかったのでしょう。
こう簡単に言ってしまうとじぇね男さんに怒られてしまうかもしれませんが・・・。
一般論としての「発電機」について注意しなければならないこともあります。
それは、エンジンを使用する発電機は、他の人からは歓迎されないということです。
こんな、個人のブログでは嫌味程度で大したことはありませんが、発電機の振動による電子レンジのビビリ音についての『新たな問題』という記事ではそんなコメントがありました。
これは全然ましな方ですが、掲示板形式のところでは「発電機の使用」が大罪の如くたたかれる為、書き込みには注意が必要です。
もちろん、発電機の使用でマナーのなっていない方もいるのは事実ですが、ねたみなのか何なのかわかりませんが、マナーの問題など関係なく無条件に叩く人々が存在するのも事実ですから気をつけなければなりません。
と、ここまで書いてきて、納車後1年経過時に『キャンピングカー納車記念日(オルビスIO1年の総括)』という記事を書いていましたが、現在の心境もこれと全く変わらずでした。
同じことを何回も書いてるんですね。
また、他のユーザーさんと発電機搭載車としての喜びや問題点を共有できて、良い感じにリアルを交えたバーチャルなコミュニケーションが取れているところもオルビスを所有して楽しめているポイントです。
総括すると、オルビスの発電機は「備えあれば憂いなし」の設備であり、その設備のないキャンピングカーに乗っている限りはその快適性はわからないでしょう。
快適で本格的なキャンピングカーである、フルコンバージョンやバスコンバージョンのキャンピングカーには当然の如く装備されているものを、2×5という庶民派サイズのキャブコンに重量配分や配置による安全面を考慮した上で出来上がったものがオルビスなんですね。
しかしながら、カムロードベースのオルビスは、韓国での手作り車となりますから大量生産できません。
『年産15台のプレミアム』という記事を書きましたが、月に1台強という生産体制なのです。
それでも、年を追うごとに日本の道路を走る台数は増加して来て他のユーザーの皆さんと交流できるほどになってきていますが、大手ビルダーさんに比較すると弱小ビルダーと言わざるを得ないキャンピングワークス社ですから、キャンピングカーを検討中の方でも、その存在すら知らずに他車を購入してしまうケースは少なくないと思われます。
オルビスの“でこっぱちスタイル”に隠された「バンクルーム」の魅力を知らずして、かっこいい他車に決めてしまう方がきっと多いはずです。
でも、他車にしてしまうとオルビスの魅力はずっとわからないままなんですよね。
だから、これからキャンピングカーを検討しようという方は、是非ともオルビスを知って、理解してからどの車にするか決めて欲しいと思うんです。
もちろんオルビスがベストのキャンピングカーだとは言いません、走行性能やカッコ良さに勝る車もあるでしょう。
その人によって選択基準は違いますから。
でも、オルビスは多くの方にとっては最も快適なキャンピングカーであろうと思います。
ただ、無条件に発電機が嫌いな方には最もお薦めできないキャンピングカーでもあるでしょうけどね。

こうして、振り返りながら見てみても当時と思うところに違いはないようなので、概ね期待通りの満足設備だと言えるのではないかと思います。

お薦めです!『オルビス』

そうですね。
台数増えたからこそでしょうが、ミクシィまでのゆうぽんぽんさんや空軍さんのホームページの役割も大きかったと思います。
そして、ミクシィを通じてのリアルな繋がりは、かむぱぱさんによるところが大きいと感じています。
これからも、三羽がらす+ニューフェイス (失礼!) でユーザーのみんなを引っ張って下さいw。
えぇ〜、そうだったんですか。
おとなしく付いてきてくれるんですか、羨ましい。
でも、その状況は発電機不可欠ですね。
今度、サーフィンのこともつぶやいて下さいw。
オルビスの存在自体を知らない人もいっぱいいますから・・・。
前のキャンカーに、乗ってた時に旅先で見た事は、有るのですが 頭でっかちの変なキャンカーだなって、感覚しかなかったですね。
発電機搭載って事で、調べて行って、オルビスにめぐり合いました。
多分 一番売れてると思われる Zil から、乗り換える人も、それなりにいますから・・・・。
オルビス仲間が、増える事はいい事です。
本当、私も本当に良い車だと思います。
他車を乗り継がれたハラさんのブログでは、それを皆さんに伝えようという気持がとても伝わってきます。
私自身、それにすごく共感しています。
少しでも、皆さんに気づいて欲しいと思っちゃいますよね。
将来的に太陽光やら燃料電池の技術が更に進化した頃には、ガソリンエンジンの発電機も役目を終える日が来るでしょうが、まだまだその日は遠そうですから、オルビスもまだまだ現役が続きそうですね。
既存のオーナーさんの繋がりも、もっと広めていきたいですね。
現在キャブコンを検討しているのですが、候補が三車種あります。
1)ナッツクレア新型
2)バンテックジル
3)オルビスグランドα
です。
バンテックジルがフル装備なのでその使用に三車種をそろえて見積もりを取ったところ。
ナッツが1100万強
バンテックジルが1000万弱
オルビスが1070万強
となりました。
車体はすべて4WD仕様です。
今までキャブコンに二台乗ってきました、最後に乗ったのが10年前です。
もうすぐ還暦を迎える為最後にもう一度キャブコンに乗ろうと妻と二人意見が一致、半年かけて車種選択をしています。
今のところオルビスが有力候補です。
次がバンテックジルといった感じでしょうか?
何かアドバイスいただけると幸いです。
突然の書き込みお許しください。
コメントありがとうございます。
>先ほど間違って書き込むを押してしまいました、すみません。
大丈夫ですよ。問題ありません。
>今までキャブコンに二台乗ってきました、最後に乗ったのが10年前です。
乗られていたなら、目的により絞り易いですね。
10年前なら、私のオルビスと入れ違いって感じです。
>何かアドバイスいただけると幸いです。
オルビスはシェルについてはある意味完成されたキャブコンだと思いますが、リチウムイオンバッテリーが普及しつつある今、発電機の必要性がポイントになるかと思います。
発電機の安心感は絶対的なものがあるものの、昨今は、使える場所が狭まってきているのも事実です。
最近流行の車中泊的な使用で、頻繁に移動しながらの旅なら、大容量のリチウムイオンバッテリーというのも良いと思います。
一方で、北海道をのんびり回るとか、1カ所に長めに滞在するような使用状況なら走行充電が期待できないので、発電機の存在価値は大きいです。
奥様とどのような旅をされるかが大きなポイントかと思います。
また、アドバイスといってもブログ上のコメント欄で満足にお伝えもできませんので、mixiに登録していただいて、「キャンピングワークス」というコミュニティを加入していただくと、オルビスに関する貴重な情報が多々確認できます。
リタイヤされて、毎年北海道に半年間近く滞在される方や、北海道に家まで買ってしまった方、オルビス以外のキャンピングカーの方も居られますので、購入に向けて有用な情報を得ていただけるのではないかと思います。
mixiの登録について、もし分からないことがあれば、
orbis@11ie.info
までメールいただけると、登録アドバイスさせていただきます。
よろしくお願いします。
私も発電機の件で悩んでいます、十年前には必需品でしたが、確かに今はバッテリーの時代なのかなあと思ったり、でもバッテリーの残量を気にしてエアコン使う旅も寂しい気もします。
ただ、バンテックもエンジンをかければ電気は使える様なので発電機の代わりになる気がしますが、なんとも悩むところです。
オルビスに関しては何でもこちらの要望を聞いて頂けるのと、十年前に欲しかった車でもあり、その点でも悩んでいます。
ミクシー登録して、いろいろ情報を拝見させて頂きます。
ご返答本当にありがとう御座いました。
これからも、いろいろアドバイスお願いすると思いますがよろしくお願いします。
>早々のアドバイスありがとうございます。
いえいえ、こちらこそコメント有難いです。
>私も発電機の件で悩んでいます、十年前には必需品でしたが、確かに今はバッテリーの時代なのかなあと思ったり、でもバッテリーの残量を気にしてエアコン使う旅も寂しい気もします。
リチウムバッテリーの時代であるのは間違いないですね。
私も最近はあまり勉強できていませんが、バンテックはリチウムに積極的ではないですよね。
鉛のトリプルバッテリーは、画期的で私も真似したものの、実際は急速充電ではバッテリーを痛めてしまうので、実用的とは言えません。
>ただ、バンテックもエンジンをかければ電気は使える様なので発電機の代わりになる気がしますが、なんとも悩むところです。
これも各社色々名前を付けたりしていますが、基本はオルタネーターからの配線を太くして、対応しているようです。
ただ、結局大きなエンジンのアイドリングですから、長時間使用するとなると、10分の1以下の排気量の発電機とは、ecoという点では違いがあるのは間違いありません。
>オルビスに関しては何でもこちらの要望を聞いて頂けるのと、十年前に欲しかった車でもあり、その点でも悩んでいます。
欲しかった車となれば、話は変わってきます。
私もリチウムバッテリーに魅力を感じつつも、今もキャンピングカーとして完成されたオルビスが大好きですし、未だ発電機の存在は大きいと思っています。
また、快適なバンクルームや狭くても他にはないエントランスの靴置きにステンレスの水タンク等、そして、以外にも低重心化に配慮していることで、見た目の割に横転しにくいというのも大事なポイントです。
オルビスの設計を担当しておられるじぇね男さんは、昔、ホンダのモトクロスの無限チームのメカの経験をお持ちで、低重心の重要性をよくご存知です。
>ミクシー登録して、いろいろ情報を拝見させて頂きます。
はじめましてというトピックでご挨拶いただくと、オルビスを最大限に活用されているリタイヤ済みの先輩オーナーさんにもいろいろと現実的なアドバイスをいただけますので、是非ともmixiでお待ちしております。
>ご返答本当にありがとう御座いました。
>これからも、いろいろアドバイスお願いすると思いますがよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。