2013年05月02日

ウッドベル製アルミホイールと車輪管理

s-DSC04285.jpgDSC01528s-.jpg

我が家のキャンピングカー「オルビス・ イオ」は夏用、冬用とも、ウッドベルという会社が販売する「サーチ」「タイサン」という2種類のアルミホイールを履いています。
購入先の丹波のタイヤ屋さんでは、これまで、5年間それなりの数を販売して来て、ノートラブルということで、信頼して導入しましたが、我が家の場合は今のところ期待を裏切られてはおりません。
しかしながら、私のブログの記事から導入を決めていただいたマイミクさんが、エア漏れするという問題に直面してしまいました。
丹波のタイヤ屋さんは、好感の持てる対応をしてもらえたものの、肝心のメーカーサイドが駄目駄目で、マイミクさんには申し訳ないことをしました。
その後、我が家では問題が起こっていないこともあり、記憶から遠ざかっておりましたが、以前の記事に、タイヤ屋さんからコメントをいただき、現状を知りました。

てっきりマイミクさんの分だけの不良だと思っていたのですが、他にもそのロットで多数問題が出ているようです。
製造段階では、すでに改善済みとのことですが、ロット番号の記載がないために、不良分を区別することが難しいそうです。
タイヤ屋さんでは、1日置いてエアの漏れがないことを確認してから発送するようにしているそうですが、それでも完全ではないようです。
マイミクさんのところでも、ホイールの違和感を覚えてから発症したようですから、重量を掛けてから起こるクラックが原因かもしれません。

このブログでは、私の導入時の記事として、おすすめしていたこともあり、過去記事には追記にて対応しましたが、当記事でも注意喚起させていただきます。

既に、製造段階の問題は改善されておりますし、丹波のタイヤ屋さんは当然この問題は認識しておられるので、そちらで購入される場合には、いざという場合の対応も安心できますが、問題はメーカーサイドですので、他で購入される場合の情報は持ち合わせておりませんので、くれぐれもご注意ください。

ウッドベルのホームページを見ても、この件についての記載はないですね。
残念ですが、不十分な対応のメーカーと言わざるを得ないでしょう。
自分は、夏冬とも導入していることもあり、本当にガッカリですが、商品に問題がなくとも、タイヤやホイールの管理には自己責任が避けては通れません。

今年3月25日、長野の中央道でTOWAのカムロードベースのキャブコンが、停車中に大型トラックに追突され、大破し、ご夫婦とワンちゃん1匹が亡くなるという痛ましい事故がありました。

「どうして停車していたのか?」と疑問に思っていたのですが、タイヤ屋さんの情報で、後輪の脱落により停車していたということを知りました。
冬タイヤから夏タイヤへ交換したところだったそうです。

WEBでさらなる情報を調べてみると、亡くなられたご夫婦は運送会社を経営されていたようです。
なので、トラックについてはプロと言えるご夫婦だった訳ですが、後輪脱落というトラブルを回避することができず、あろうことか同業者のトラックに追突されて亡くなったというのは、何とも複雑な気持ちになります。

大型トラックやバスでの車輪の脱落事故というのは、後を絶たないのですが、その原因はホイール・ボルト折損によるものだそうです。
そして、そのホイール・ボルト折損の原因となるのが、必要以上のナットの締め付けによる金属疲労だそうです。

我が家はアルミホイールということもあり、トルクレンチで締め付けを管理していますが、スチールだったら100%トルクレンチなんて購入していませんでした。
でも、締め過ぎがホイール・ボルト折損を引き起こすとなれば、スチールであってもやはりトルクレンチが必要ですね。
ちなみに、丹波のタイヤ屋さんからは、100qごとのナットの増し締めを推奨されていますが、マイミクさんの調査でも、過去多くのキャンカーでナットが緩んでいたそうですから、これまで意識していないという方は、今後注意してみましょう。

また、最近よく目にする「荷重に対するエア充填表」についても、跳ねてしまいますが、基本はその1割アップだということです。
ヘビー級のキャンピングカーを安全に乗るとなると、いろいろと大変ですが、安全には変えられません。

posted by かわいいHERO at 00:59| Comment(8) | TrackBack(0) | ┣オルビス>室外>タイヤ
この記事へのコメント
キャンカーの空気圧不足の啓蒙は進みましたが、
ナットの締め付けトルクについては、
まだまだのようです。
トルクレンチを持ち歩くぐらいでないと、
厳しいかな〜。
Posted by ぴー太 at 2013年05月02日 07:15
命を預けているタイヤですからこういう処に金が掛かっても管理はしっかりしないといけないですね
Posted by かむぱぱ at 2013年05月02日 08:07
自分も驚き情報です
製造番号管理してないとなると、事が発生するまで判断できないし
普段空気圧 見られない方は永い間気がつかない可能性も大きいですね
また空気圧が高圧でないと でにくい可能性もあるとなると心配です
家は高圧なのでもうないでしょうが、空気圧管理は大切ですね

ホイールネジ締めすぎは、ハブボルトが伸びてきて破損しやすくなるんですよね
知識として知っていましたが、キャンピングカーに乗るようになり 規定トルクと増し締めの大切さが分かりました
Posted by takekid at 2013年05月02日 10:47
>ぴー太さん

ナットの緩みは、ぴー太さんの情報発信から認識された方も多いはずです。
残念ですが、痛ましい事故は皆さんの関心を引きやすいので、CWコミュニティとして、啓蒙していきたいですね。
東北OFFでもお願いします。
Posted by かわいいHERO at 2013年05月02日 12:39
> かむぱぱさん

キャンカー初心者や知識が不足していると、見かけの快適化と同列に考えてしまうので、注意しないといけませんね。
プロだから、ついってこともあるのかも知れません。
自分はまだまだ初心者レベルですが、気を付けないといけません。
Posted by かわいいHERO at 2013年05月02日 12:43
>takekidさん

結局、最終的には自己防衛するしかないってことですよね。
キャンピングカーという、重量級の特殊性とも言えますね。
我が家は、出動機会が少ないということで、毎回出動時に近所の24時間GSでエアチェックして出ますが、常時稼働している方は、自分で意識するしかないですからね。
トルクや増し締めについても、もっと一般的にキャンパーの常識としなければならないですね。
Posted by かわいいHERO at 2013年05月02日 12:56
ホイールの件でご迷惑おかけしております。

参考までに当店でのエア漏れは4件です。
2件は同じ方なので本当に申し訳ない状況で・・・
また返却したホイールからエアが漏れないので困ってますが・・・
現在はエア漏れはもちろん発生しておりません。

ロット番号ですが、ホイール裏面のシールが個別のロット番号になり、メーカー側ではある程度把握できているみたいです。

締め付けトルクですが、13k程度で締め付けていただければ、交換後は1回程度でほぼ緩みはないと思います。
念のためお出かけ前にたまに確認してみてください。

エア圧ですが、215/65R15や195/70R15は6kで使用する前提のタイヤなので、重量の重いお車は5k以下での仕様は避けられたほうが良いと思います。


ブリヂストンから近日キャンピングカー専用タイヤが発売になります。サイズは195/70R15 106Lです。
標準より耐久性、フラツキなどが向上、耐摩耗性は低下しているようです。
タイヤが減るまで使われる方が少ないので、耐摩耗性はあまり問題にならないと思います。また現物を見ていないのでなんともいえませんが・・・
Posted by タイヤ屋さん at 2013年05月08日 11:36
>タイヤ屋さん

情報の補足ありがとうございます。
返却されたものからエア漏れがないということは、非常に微妙なデリケートな原因ということなんでしょうね。
一応、ロット番号はあるということですね。
…だそうです、takekidさん。

締め付けトルク13kですか、私は15kで締めてましたので、少し緩めてみます。

5k以下は要注意ですか、基本トラックの想定ですもんね。
我が家は、5k以下にする勇気もありませんでした。
GW使用の現在も5.2k位です。

キャンピングカー専用というのが良いですね。
乗り心地も変わるでしょうか?
あと、サイズにワイドがあるといいんですけどね。
いずれにしても楽しみですw。
情報ありがとうございました。
Posted by かわいいHERO at 2013年05月09日 11:42
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/66135540

この記事へのトラックバック