そのクローゼットの中に、古いVHSのビデオテープがあります。
今頃、ビデオテープなんてあっても観ることも無い訳ですが、過去に整理しようとした時には、奥さんが見もしないのに、不満そうにするのでそのまま放置していたのですが、流石に、VHSビデオが骨董化した現在では、奥さんのこだわりもないだろうと思い、整理に着手することにしました。
実際、4Kから8Kとなりつつある映像環境で、VHSのVGA以下の古いVHSビデオの映像は、テレビ番組やドラマであれば、廃棄することに何のためらいもありません。
ですが、よくよく見ていると、オートバイ関係の貴重な映像なんかがあったり、別のケースに子供の幼稚園制作のテープが残っていたりして、そのまま捨てるわけにもいかないようです。
本来なら、もっと早い段階でVHSビデオをDVD化しておくべきでしたが、うっかりしていました。
なお、子供の成長を記録した8mmビデオカメラの映像については、ずっと前に一部をデジタル化サービスを利用したりして既にDVDにしています。
さて、その頃にはデスクトップPCに当時としては高度なビデオキャプチャボードを導入していたりしたのですが、今となってはそのデスクトップPC自体が過去のものになっています。
ソフトウェアの問題もありますが、何より書斎にあるデスクトップなので、この時期エアコンのない書斎での作業は勘弁です。
幸い、先日高性能なノートPCを導入したところですから、これを使わない手はありません。
ということで、こんなものを買ってみました。
ビデオキャプチャ自体はソフトエンコードのようですが、ゲーミングPCにもなりそうなバリバリの強力ノートPCなので、余裕でしょう。

まぁ、実際余裕でした。

ブルーレイに対応したHQという上位版がありますが、取り込むことが目的で、ハード的には同じようなので、安い方にしました。
VHSのテープデッキは、S-VHS対応のわりと後期のモデルをクローゼットの段ボールに置いていたので、それを使います。
エアコンの効いたリビングで作業できますし、ノートPC上でテープの映像も確認できるので、大画面テレビに関係なく作業でき、思ったよりも快適に作業ができました。
ですが、次男坊の貴重な赤ちゃん映像を取り込んだ後に、テープの残り部分に古いBSのモトGP放送が記録されていて、ついでにキャプチャを始めたのは良いのですが、そのレースが雨で中断したりでやたら長くて、寝る前に一度区切りの良いところでキャプチャを切って、タイマーにして残りの部分をキャプチャしました。
ですが、今朝確認してみると、なんとビデオテープ自体がメインの500ccレースの途中で切れていたことが判明。
それがわかっていたら、キャプチャせずに廃棄してたかも知れませんが、250ccでは原田哲也氏が優勝してますし、500ccには中野信也氏や故加藤大二郎君も出ているようなので、尻切れでも貴重かな。
しかし、デジタルと違って、内容確認するにもテープの巻き戻しや早送りが必要なのがネックです。
でもまぁ、今後のFHVや4K動画の編集を学んでいくにあたっては、こういう作業が良い暖気運転になるのかも知れません。
