ということで、年明け早々アマゾンからのメールで知ったリチウムイオンバッテリーについての話題について書いてみようと思います。
我が家のオルビスには、生セルのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー400AHを搭載しています。
なので、オルビスである限りは、特段にポータブルバッテリーを必要とはしません。
しかしながら、オルビス以外の場合に、冷蔵庫やポータブルトイレを使用するのに、ポータブルバッテリーがあれば便利かなと思い、RVランドさんなんかが積極的に販売していたEcoFlowの「EFDELTA」を購入しました。

震災が起こった場合にも役に立つのではないかと考えたのです。
ポータブルバッテリーの選択肢としては、オルビスユーザーさんも数多く利用されているEcoFlowの「EFDELTA」一択でした。

ところが、そんなEcoFlowの「EFDELTA」について、アマゾンからメールが届いたのが1年と少し前です。
内容は、リコールでした。

こちらの経済産業省のホームページで確認できます。
しかしながら、「EFDELTA」は既に後継モデルが出ていて、私はかなり後の方に購入したので対象外でした。
後継モデルの「EFDELTA 2」は、三元系リチウムイオンではなく、リン酸鉄リチウムイオンが採用されています。
充電サイクルの回数が、三元系が800回だったのに対し、リン酸鉄では3,000回と大きく増えているので、羨ましく感じていました。
かと言って、買い替えるほどのものではないので、現在に至っていたわけですが、今年の正月明けのアマゾンからのメールで事態が一変します。

再び初代の「EFDELTA」にリコールが出たようで、全てをリン酸鉄リチウムイオン採用の「EFDELTA 2」に交換されるようです。
こちらでご確認ください。
対象台数は、2023年の1,000台から、一気に29,000台となっています。

「EFDELTA」を使い倒していた方にとっては、充電回数がリセットされて、その回数が3倍以上になるという嬉しい状況ですね。
まぁ、私の場合は、充電回数が800回とオルビスの生セルに対して少ないことが心理的に影響していて、これまでの充電回数は3回くらいかな…

でも、3000回になるのは嬉しいです。
とは言え、このことで心配になるのは三元系リチウムイオン電池に対する不安です。
元々、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは三元系等と比較してバッテリーとしての能力が高くないので安全性も高いわけですが、テスラ車を始めとしたEVにもリン酸鉄が使用されるようになり、状況は大きく変わりました。
そんな中で気になるのは、以前に日産リーフ用のバッテリーを殻割して提供されていたバッテリーです。
48Vとは言え、岡モータースさんが積極的に取り入れていて「大丈夫なの?」とも思ったものですが、わざわざ頑丈な殻を破っての再利用には、今となっては不安しかありません。
制御が不可欠で、その上での安全は担保されていたとしても、今回のEcoFlow Technology Japan株式会社の対応を考えると、心配しかありません。
今後、高性能ないろいろなバッテリーが開発されていくのでしょうが、DIYレベルで対応するのには、リン酸鉄までなのかも知れませんね。
しかし、リコール翌日に案内メールが届くとは…アマゾンでの購入も捨てたもんじゃないかもね。
