2023年03月11日

次男の2回目の外出

9日木曜日は、私は仕事を休んでの用事がありました。

それはリハビリ病院に入院中の次男が次に入所する予定の兵庫県のリハビリセンターの面接を受けなければならなかったからです。

身体障がい者手帳の発行から、市の面談付きの審査を経て、ようやく入所が可能となる為、当初は来月4月の中旬以降でないと入所できないという話だったのですが、市の審査からセンターの受入れについて調整をしていただいたことで、今月下旬に入所できる可能性が出てきました。

そこで、ちょうど1か月前に見学に行ったのと同じようなスケジュールで2回目の外出となりました。

寂しそうな兄に対して、アルバイトを入れていた娘も、予定を変更して同行してくれて、前回よりも早い10時に病院へ迎えに行きました。

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今回はシエンタにマグネット式の車椅子マークを貼り付けました。

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折角なので、少し早めのトイレ休憩とはなりますが、宝塚北サービスエリアへ寄ってみました。

未だ5年の新しいサービスエリアなので、バリアフリートイレも綺麗で使いやすいようです。

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現在は車椅子の使い勝手を試している段階で、週ごとに様々なタイプの車椅子を試用して状態らしく、今回は折畳み出来ないタイプの車椅子でした。

シエンタの後部に私が積み込むには簡単で良かったですが、次男が運転して助手席に置くことを考えると重くて扱いにくそうです。

車輪が簡単に外せるそうですが、それでもそこそこ重いらしいので。

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タリーズコーヒーがあって、ちょうど次男の好きなトムとジェリーのドリンクがあったので、買ってみました。

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撮影のバックまで用意されていました。

前回は、お昼に次男のリクエストで丸源ラーメンに寄りましたが、今回はリクエストが無いと言うことだったので、高速を降りて、センターまでの間にあるケンタッキー・フライド・チキンでランチにすることにしていました。

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しかしながら、お店の前まで行ってみると、歩道とお店の入口に10CM以上の段差があり、中での食事は断念せざるを得ませんでした。ふらふら

車椅子に介助者用のハンドルが無いタイプだったので、次男が段差を超えるのが無理だと判断したのです。

もちろん、成人男性二人で両輪を持ち上げたら超えられるのでしょうが、うちの奥さんが無理をして圧迫骨折したこともあり、私ひとりなので素直に断念して、車で食べることにしたのですが、いざ、センターについて車内で食べていたら、ダッシュボード上に取り付けていたドリンクホルダーが外れて、私のコーラが私の膝から運転席に掛けてぶちまけられるというハプニングに見舞われました。あせあせ(飛び散る汗)

結果、慌ただしくポテトやバーガーを食べながら、ひたすら車内を掃除する羽目になりました。爆弾

でも、肝心の面接の方は無事に終了し、作業療法士の方のチェックでは、こちらの施設へ来ても自動車の運転以外は追加でマスターすることが無いくらい自立できていると言われました。

次男が頑張った結果が確認されました。ひらめき

正式な面接の合否はその場では言えないということでしたが、基本的には意欲があるかどうかだそうなので、来週には正式決定するとのことでした。

1時間を予定していた作業療法士さんのチェックが20分ほどで終了したので、早々に帰路に就きましたが、今回も高速に乗る前にコンビニに寄って、自宅でおばあちゃんを拾う前に、次男が行きたいと言っていたダイソーで買い物をしてからおばあちゃんを拾って、伊丹のイオンモールへ行きました。

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前回はお寿司というリクエストがあったものの、今回は無いと言うので、こちらの店にしました。

鰹のたたきの「龍神丸」です。

本家「明神丸」には行けないので、こちらです。たらーっ(汗)

おばあちゃん以外、全員塩たたき定食のオーダーでしたが、こちらはメニューに牛タンもあるので、単品で注文してみんなで分けました。

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そして、メインの鰹の塩たたきです。

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海鮮が得意ではない娘も、これは美味しくいただけたようです。

すっかり病院食に慣れて油ものが苦手になったらしい次男なので、美味しく食べられたようで何よりです。

そのまま、リハビリ病院へ送って行って、楽しい2度目の外出は終わりました。わーい(嬉しい顔)

次の兵庫県のリハビリテーションセンターでは、面会や外出の制限が無くなることから、一緒に外食できる機会も増えることでしょう。るんるん
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2023年02月21日

障がい者手帳発行

昨日、市役所から次男の障がい者手帳の発行が完了したとの通知が届きました。

次男が現在入院しているリハビリ病院の後に入所を予定している、兵庫県立のリハビリ施設の申し込みには、障がい者手帳が必須ということで、その発行を出来るだけ急ぎたかったのですが、申請時には2ヶ月掛かると言われており、コロナで自由の無い入院生活に2ヵ月も待てないと、一時はメンタルが崩壊寸前だった次男でしたが、彼女との面会が叶って、現在は落ち着いています。

その2ヶ月掛かると言われていた障がい者手帳の発行ですが、申請が先月23日でしたから、1ヶ月掛かっていません。

余裕をみることは必要でしょうが、2ヶ月より早くなる可能性は一切言われなかったので、頭の中のスケジュールが混乱してしまいます。爆弾

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まぁ、これで基本的に自由な神戸のリハビリ施設への入所が早まる可能性があり、次男本人には嬉しいことなのでしょう。

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申請通りの1級ですが、改めて中身を見ると、やはり悲しくなってきます。もうやだ〜(悲しい顔)

手帳を受け取った後、医療証の発行もしていただいて、そのまま出社しました。

これからまた、慌ただしくなりますが、自宅の改装についての作業が進んでいないので、ちょっと焦っています。あせあせ(飛び散る汗)
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2023年02月09日

胸椎圧迫骨折

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昨日、次男を担いで腰を痛めたうちの奥さんですが、少し動く度に、ずっと痛い痛いと言っていました。

そして、今朝の出勤時に、私も行っていた整形外科まで送って行ったのですが、診察終了後に電話がありました。

なんと、胸椎12番の圧迫骨折だったそうです。がく〜(落胆した顔)

骨折といっても、手足のようにギブスを付けることもできないので、コルセットをして治癒を待つしかないそうです。

食生活に難のあるうちの奥さんですから、骨粗鬆症なんかも心配です。
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次のステージへの準備

昨日は、うちの奥さんと朝から次男の入院しているリハビリ病院へ向かいました。

そして、車椅子の扱い等の説明を受けて、次男をシエンタの助手席に乗せてお出掛けです。

この日に向けて、病院でも一人で助手席へ乗り込む練習をしてきたそうです。

次男本人は、この日を楽しみにしていて、高速を走らせた後に寄ったのが丸源ラーメンです。

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ランチタイムなので、次男と同じメニューで大盛り無料の鉄板炒飯、

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そして、肉そばの組み合わせです。

コロナで病院内でさえ自由に行動できない状況で、相当ストレスが溜まっていたであろう状況ですからどれほど楽しみにしていたかは容易に想像出来ます。

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車で病院外へと出るのは、急性期病院からリハビリ病院への転院時以来です。

こちらの丸源ラーメン垂水名谷店は、スロープがあって車いすでも入店できましたが、トイレ内は段差があって車いすでは利用できない状態でした。パンチ

また、生憎車椅子で食べられるテーブル席が埋まっていて、車椅子から固定席へ移乗しなければなりませんでした。

移乗自体は問題なくできるものの、ラーメンを食べる場合、どうしても前屈みになるので、状態が安定せず、少し食べ難いようで、問題ないと思っていたという本人にも、発見だったようです。

このように、健常者の私達には想像が及ばず、当の本人でさえ、実際に経験してみて問題を把握するということが非常に多いです。

そういう意味では、今回は車椅子の席で無くて良かったのかも知れません。

事故以来、初めての外食となり、希望のラーメンを食べたわけですが、病院食に慣れてしまっているので、脂っこさや量の多さに戸惑いつつも、完食です。

食後は、そのまま下道で目的地へと行く予定でしたが、ナビの到着時間が約束の時間を過ぎていたことから、急遽後戻りして高速へ乗ることになりました。

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そしてやって来たのは、兵庫県立中央リハビリテーション病院に併設されている、「自立生活訓練センター」という施設です。

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次男は、現在の回復期リハビリテーション病院を退院後、主治医の勧めでこちらの施設への入所を予定しているのです。

しかしながら、こちらへの入所には、身体障がい者手帳が必須であり、先日申請した身体障がい者手帳の発行には2カ月掛かると言われている為、今回は、事前の見学のみです。

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次男は若いこともあり、既に自立してある程度のことはできる為、本人は早く退院したがっていますが、こちらの施設では、より現実的に自立を促す環境となっていて、国内には5つしかないという自動車の教習コースも備えています。

次男は普通免許は既に所持していますが、手動運転をするに当たって決められた検査があるようですし、今後の本人の生活を考えると、自動車は必要不可欠ですから、本人にとっては、これが一番の目的のようです。

説明を受けた後、施設内を案内していただきました。

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中庭はパラスポーツ等を行う環境もあるようですが、現実面でのあらゆる状況を想定しており、実際の線路を置いておられ、踏切を渡る訓練までできるそうです。

病院とは違って、社会へ出る為の準備をする施設ですから、危険が無い限りは基本的に自由で、リハビリも自力で実生活を行いながら自主的に行う方針なので、外出も面会も可能であり、病院のようなコロナによる厳しい制限もありません。

そういう自由を理解したことで、早く自立したいと考えている次男には、良い刺激となったようです。

見学終了後は、センターを後にして、私達の定番であるセブンイレブンへ寄ってから高速へ乗りました。

往路も寄りましたが、途中、パーキングエリアで次男はトイレを処理します。

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次男の生活において、このトイレが最も厄介かも知れません。

今回は、療法士さんの提案で、管理しやすいようにカテーテルに繋いだ袋を太腿に装着していたので、その袋が溢れない程度に処理する必要があり、大の方を含めて、2・3時間おきにトイレに寄る必要がありました。

当然、ひとつひとつに時間が掛かりますから、常に余裕を持ったスケジュールを組む必要があることも理解しました。たらーっ(汗)

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出発する前に、奥さんが娘に写真を送りたいからと、撮影タイム。

そして、病院へ戻る前に、自宅へ寄ります。

次男が夕食も外食できるように、外出許可を19時までにしたので、自宅でおばあちゃんを拾ってから病院へ行くことにしたのです。

自宅では、今後のリフォームに備え、車椅子での状況を確認したくて、次男坊を車椅子に乗せたまま玄関へ向かおうとしましたが、階段の奥行きが微妙に足りずで難しく、私が次男だけを玄関に運ぼうとしたのですが、うちの奥さんが手伝うと言い出し、二人で玄関まで運んだものの、非力な奥さんが「ゴキッ」と嫌な音を立てて倒れ込んでいましました。がく〜(落胆した顔)

次男もその音を聞いたらしく、心底心配していましたが、時間の経過とともに動けるということで、病院へも行くことになりました。

結局、玄関の検証は次男にしてもらことはできずでしたが、現状のポーチの広さでは、車椅子に対応できないことが判明しました。バッド(下向き矢印)

再び高速に乗って、病院近くのインターで降りて、「にぎり長次郎」へ。

スシローショックが冷めやらぬ中、次男のリクエストがお寿司ということだったので、安い回転寿司を避け、高級回転寿司の「にぎり長次郎」にしたのです。

それに、次男の貴重な外食の機会ですから、美味しいものを食べさせてやりたいですから。

私自身、初めての「にぎり長次郎」でしたが、新しいお店ということもあって、スロープはありましたが、案内された席は、昼間の丸源ラーメン同様、テーブルのボックス席でした。

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でも、広さが充分にあるので、ゆったりと食事が出来ました。

私は、一目ぼれで先ずは「まぐろづくし」を堪能しました。わーい(嬉しい顔)

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やはり、高いだけあってスシローやはま寿司とは、お茶、ガリ、全てが違いました。ひらめき

次男も満足してくれましたが、思った程は食べられないようでした。ふらふら

まぁ、私自身も昼のラーメン&炒飯をしっかり食べて、そう時間が経過していない中だったので、お腹がパンパン状態になりましたから、やむを得ないか…。爆弾

リクエスト通りの昼食、夕食を済ませ、次のステージへ向けての目標も見えて来たということで、残りの病院でのリハビリも頑張ることが出来ると言っていたのが一番うれしかったです。るんるん
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2023年01月13日

次男の発熱…その後

この前の連休前から高熱に見舞われていたリハビリテーション病院へ入院中の次男ですが、解熱剤が効いたようで、午前中は熱が下がり、夕方からまた熱が上がるという症状が続いたものの、ようやく熱が引いたようです。

しかしながら、高熱となった連休直前には、左足が1.5倍ほどに腫れていたという事実を昨日、本人からの話で初めて知りました。

左足については、事故での骨折が無い方の足なのですが、太腿の後ろに出血が見られたとのことで、主治医から血栓防止の薬を一時的にやめる等の説明は受けましたが、まさかそんなに腫れていたとはびっくりしました。

主治医は発熱の原因が、その出血であるという可能性は低いと言っているようで、発熱の原因自体は未だ不明とのこと。

麻痺で感覚が無いということは、そこに異常があっても痛みも違和感も無く、気が付かないことで放置され、感染症のリスクを負ったりするのだということを改めて強く認識しました。たらーっ(汗)

本当に、事故の相手方はなんてことをしてくれたのだと強い憤りを感じます。ちっ(怒った顔)

足の腫れもかなり引いてはいるものの、未だ少し腫れているらしく、リハビリも上半身しか行うことが出来ないと言います。ふらふら

ただ歩くことが出来ないだけでなく、様々なリスクの発覚に、私自身の気持ちを維持するのが大変ですが、でも、それは次男本人が一番強く感じているでしょうから、私がめげるわけにはいきません。ダッシュ(走り出すさま)
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2023年01月05日

原因不明の発熱

今朝、年末の我が家に新型コロナウィルスを持ち込んだ三男坊が隔離期間を終えて、リビングへ戻って来ました。

残念ながら、遅れてとばっちり感染の長男は、本来は今日から仕事のはずが、出社できないので未だ実家で退屈な隔離生活です。

職業センターでの訓練で有休を使い果たしているので、感染当初は酷くご立腹でした。

そして、私自身も今日が仕事始めで、夕方には次男の病院へ届け物をして来ましたが、当の次男の姿は見ることはできませんでした。

というのも、タイトルの発熱と言うのはコロナではなく、リハビリテーション病院へ入院中の次男の発熱のことなのです。

昨日から原因不明の38度を超える発熱があり、今日は39度にもなっているらしい。

コロナは陰性で、最も疑わしい膀胱の感染症も尿はそこそこ綺麗らしく、感覚が無く気付きにくい下半身を画像やらあれこれ診断していただいたようですが、これといった原因が見つけられないとのこと。

先ほど、主治医の先生からその旨の説明のお電話をいただきました。

太腿の裏に少し出血が見られたとのことで、今晩は血栓防止のお薬を中断し、少し強めの抗生剤で様子を見るそうですが、明日も状況が変わらない様であれば、急性期病院の内科の先生に相談してみるとおっしゃっていました。

リハビリテーション病院で出来得る検査は全てしていただいたとのことで、ただただ心配です。がく〜(落胆した顔)
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2022年11月25日

転院先のリハビリ病院決定

現在、滋賀県の長浜市の病院で、急性期の治療中の次男ですが、事故から1ヶ月を過ぎて、回復期へ向けて実家である我が家に近いところでのリハビリ病院への転院が予定されています。

ネットを頼りに、様々なリハビリを行なっている病院を調べ漁っていましたが、「再生医療に近い病院が良いのだろうか?」「新しい病院の方が良いのだろうか?」「若者の多い病院が良いのだろうか?」と見れば見るほど混乱して来て、次男本人と相談しながら絞った病院のいくつかを、うちの奥さんと見に行って話を聞いたりしている内に、各病院の特長なんかもわかって来ました。

問題は、次男にとってどのような病院が良いのかということですが、回復期のリハビリテーション病院は、どこもお年寄りばかりです。

そして、その入院の元となる疾患も、脳梗塞などが圧倒的に多く、脊髄損傷というのはどの病院でもごく少数であるというのが現実です。

当初より、どの病院が脊髄損傷に最も対応できるのだろうか?とは考えてはいたのですが、私たち素人では、どの病院が良いのかはわかりません。

そこで、ネットで再生医療の情報を漁っていた際に見つけていた「日本せきずい基金」というNPOのサイトで、無料で相談ができるとあり、メールを送っていました。

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サイト内の相談フォームからメールを送ろうとしたものの、どうしてもエラーとなって送れませんでした。

その時点で、相談というのは形式的な体裁なのかと疑って、駄目元でメールアドレスに直に送ってみました。

すると、少し時間はかかりましたが、お返事をいただくことができました。

そして、やはり脊髄損傷の場合は、基準として以下の2点があることを教えていただきました。

@ 脊髄損傷について専門的なリハができる病院

A 整形外科医と泌尿器科医ができれば脊髄障害学会に所属している。

その上で、大阪で2つの病院を推薦していただけました。

その内の1つは、私自身が候補としてはチョイスしていて、次男にも候補として送っていた病院でしたが、我が家からは少し距離があるため、私も次男も最終候補としていなかった病院です。

そして、残りの1つは、先日ニュースにもなっていた「脅迫ウイルス」いわゆるランサムウェア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃でシステムがダウンして新規の受け入れができなくなっている病院でした。

後日、娘が成人式の前撮りで着付けをしてもらっている間に、奥さんと二人でそのリハビリテーション病院へ行ってみましたが、新しくて中にコンビニローソンも入っている大きな病院でした。

NPOの理事長からいただいたメールには、具体的に医師の名前も書いてあり、もう、その病院しか考えられなくなっていました。

実は、人気があって転院のハードルの高い我が家から最も近いリハビリテーション病院からは早々に「受入可」のお返事をいただいていたのですが、専門的な情報を得たら、もうそこへ転院したいとは思えなくなっていました。

しかしながら、その推薦頂いた病院が受け入れてくれなければ話になりません。

そして、その受入に関する会議?が今日だったのです。

昼過ぎに次男から電話が入り、コーディネーター(ソーシャルワーカー)さんと代わってその話を聞くと、次の水曜日の転院なら受け入れが可能とのこと。

水曜日でもあり、「お願いします」と即答しました。

ただし、朝が早い。

転院に利用する民間の救急車が予定の時間では都合が悪いということで、1時間早い時間なら対応できるということになり、9時に長浜を出るとのことで、私と奥さんは、それに間に合うように自宅を出て長浜へ向かわなければなりません。

でも、無事に希望のリハビリテーション病院に転院できることとなったので、そんなことは些細なことです。

半年近く入院することとなるそのリハビリテーション病院は、実は私の職場からはそんなに遠くないので、届け物がある場合でも対応しやすいので助かります。

やはりこちらもコロナで面会禁止で病院へ行っても会えないので、正直、我が家からの距離はあまり関係ありません。

脊髄の外来もあるので、退院後のケアも安心かなと思っています。

まぁ、でも実際は入院してみないとわかりませんが…爆弾
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2022年11月19日

再生医療の現在

運転する資格が無いとしか言えない最悪ドライバーにより、背骨骨折による脊髄損傷で下半身麻痺となってしまっているわが家の次男ですが、何とか回復したいという希望を胸に、リハビリへ強い意思で臨もうとしています。

下半身麻痺という現実に、私と奥さんは、事故直後からインターネットで情報を漁る日々でした。

そんな中で、奥さんは札幌医科大学附属病院で行われている再生医療の記事を見つけ、次男の友人も例を挙げて次男のLINEに情報を寄せてくれていたようで、そのスクリーンショットを次男が送って来ていました。

しかしながら、その時点では、私はその再生医療の現実を既に把握していました。

というのも、次男が一般病棟に移動した際に、看護士さんから札幌医科大学附属病院で行われている再生医療は、より重症度の高い頸椎損傷者に限定されていることを聞かされていたのです。

どうして?とやり切れない思いがある反面、その再生医療を受けるには、2週間以内に札幌へ転院する必要があったりで、かなりハードルが高いことは事前にわかっていたので、諦めることはそう難しくはありませんでした。

現在入院中の病院の担当医師に尋ねても、再生医療については明るい情報は無く、どちらかといえば否定的な考えのようです。

それもそのはずで、再生医療で検索したら、効果の怪しい情報がたくさん出てきます。

もちろん、保険適用外で、1回100万円以上の治療が並びますが、治療したケースとして並ぶのは、よくある健康食品のような本当かどうかわからない情報です。

ではなぜ、札幌医科大学附属病院の再生医療は違うのか?

調べていく内に、理由がわかって来ました。

先ず、札幌医科大学附属病院で行われている再生医療は、「脊髄損傷に対する再生医療等製品「ステミラック注」を用いた診療」とされており、厚生労働省より条件および期限付き薬事承認を得ています。

ステミラック注は、患者の骨髄液に含まれる間葉系幹細胞を培養することによって製造する再生医療等製品であり、これを患者に点滴により注入するのです。

この治療法は、通常の保険診療の対象となり、高額療養費制度を受けることができるのですが、それも期限付き薬事承認のおかげです。

通常、治験の場合はその充分な結果を基に薬事承認されるわけですが、この治療法については、7年という期限で先行して承認を降ろし、その間に充分な治験結果を残せというものなのです。

その承認の根拠となったのが、おそらくこちらの事例だと思われます。

脊髄損傷への画期的な治療法が登場!常識をくつがえす再生医療 ― NHK

非常に効果の期待できる治療であるものの、医薬品メーカーのニプロ株式会社と共同開発した再生医療等製品「ステミラック注」は、その価格が1,500万円らしい。

更に問題なのは、 当面は年間製造能力が最大100人分程度であり、その製造コストが現在は3,000万円で、ニプロは製造コストを大幅に圧縮しなければ事業として成り立たないということになります。

そんな状況であるから、治療を受けることが出来るのは重症度の高い頸椎の損傷に限られ、様々な条件をクリアした患者のみということになるようです。

では、他に次男に適用できる再生医療はないものだろうか?

そして、探している中で、大阪大学による「自家嗅粘膜移植による損傷脊髄機能の再生治療」という先進医療を見つけました。

これは、再生することが確認されている鼻腔内に存在する嗅粘膜組織を内視鏡で摘出し、細かく刻んで脊髄の損傷部分に移植するという治療法なのですが、なんと今年の6月で先進医療で無くなったようです。

目立った効果が見られなかったようで、大阪大学ということで、我が家からも近くて期待したものの、残念ながら次男の救世主とはなり得ませんでした。

しかしながら、再生医療は新しいフェーズに入って来ており、目覚ましい進化を遂げて来ています。

そして、私が最も期待するのがiPS細胞です。

昨年12月、慶應義塾大学病院が、世界で初めて、ヒトiPS細胞由来の神経前駆細胞の脊髄損傷患者への移植に成功したのです。

世界初、iPS細胞を用いた脊髄再生医療の実現へ ー 慶應義塾大学医学部・医学研究科

現在は損傷直後の急性期の患者が対象ではありますが、より患者数の多い慢性期の患者への研究を優先するということのようで、期待を持たずにはいられません。

治療が困難とされてきた慢性期脊髄損傷治療に新たな光―細胞移植単独治療で運動機能回復― ー 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)

また、現在は他人のiPS細胞由来であるのですが、2025年を目標?に、患者本人のiPS細胞由来を100万円程度で行えるようにしたいという事のようなので、どうしても期待してしまいます。

とはいえ、昨年の世界初という移植手術についても、手術自体が成功したことの報道はありますが、移植手術による効果については経過後の別報告ということのようで、未だ明らかになっていないので、喜ぶには時期尚早です。

しかしながら、確実に再生医療は進歩していると感じられるので、今後10年で環境は劇的に変わる可能性も秘めていると感じています。

ですが、現実に目を向けると、次男に対しては、未だこれという確立された治療法はなく、少しでも回復できるようにオーソドックスなリハビリを頑張るしかありません。

そのリハビリでも、HALというロボットスーツを利用する方法もあるようで、リハビリテーションシーンも変わって来ているようです。

装着型サイボーグHAL ー サイバーダイン

ただ、残念ながら、こちらも脊髄損傷を含まない8疾患のみ保険適用とのことで、効果が見込めても環境は厳しいようです。

転院先の回復期のリハビリテーション病院を選択する上でも、悩みごと真っ最中という感じです。あせあせ(飛び散る汗)






追記:ミューズ細胞という別の希望も・・・

「ミューズ細胞」再生医療製剤、早期承認認められず 東北大病院で治験 ー 河北新報
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2022年11月15日

再手術なし

昨日のカンファレンス後、医師より次男へ「再手術なし」との報告があった。

病院側が単に再手術のリスクを避けたという可能性もあるが、再手術となると、次男本人にもかなりの負担となるのは間違いないので、うちの奥さんはそれを聞いて素直に喜んでいました。

私自身もホッとしている自分が居て、これまでの病院の対応からその判断を信じるよりないと思っています。

現状、歪みなどなく、次男の若い回復力から必要ないと判断されたのでしょう。

次男とは、予め前日に打ち合わせをしていて、再手術なしの場合のリハビリ病院への転院に関してコーディネーターさんが付くと聞かされていたことから、その日の内に次男の元に来てくれるように担当医の先生が配慮して下さいました。

また、コーディネーターさんとの打ち合わせは電話でも大丈夫ということなので、明日は病院へ行かなくて済みそうです。

しかしながら、担当医の先生が決めてくれると聞いていた転院先のリハビリ病院については、コーディネーターさんが付くものの、結局は私たち患者サイドで決めることになるようなので、非常に難しい選択となります。

私自身は、事前に少し調べて候補はあったものの、実際にその病院が良いのかどうかは正直わかりません。

再生医療を念頭に置けば、そのプロジェクトに参加している病院の方が良いのだろうか?現実的には再生医療は途上であることから、最新の設備を持ったリハビリ病院の方が良いのか?悩みは尽きません。

次男の意見を聞きながら探していますが、彼は血尿が気になっているようで、リハビリ以外の問題が生じた際に対応できる病院が良いと言っています。

そうなると、純粋にリハビリのみの病院では問題があるので、リハビリに力を入れている総合病院ということになるのだろうか…。

確かに、現状では右手首の粉砕骨折もあり、ひとりでペットボトルの蓋さえ開けることが出来ない状態であるので、いきなりのハードなリハビリなど無理ですから、総合的に考えれば、急性期に限りなく近い回復期となるので、そういう点も考える必要がありそうです。

また、リハビリ病院での入院は5カ月か6カ月と長くなる予定なので、滞在中の生活環境の快適さも重要だと思われます。

面会が可能なのかどうかも本人は二の次とは言いますが、メンタル面では結構重要な要素と捉えています。

また、それは私たち家族にしても、長期間面会できない辛さはできれば避けたい気持ちがあります。

私達が通うことも考慮すると、距離や立地も重要な選択肢となるので、最適解を見つけるのはなかなかハードルが高そうです。

しかしながら、転院先のベッドの空きのこともあるので、早くに決定しなければならないということもあり、慌ただしい日が続きそうです。
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2022年11月14日

距離感からの安心

昨日の日曜日には、当初は次男のお見舞いに行く予定はありませんでした。

事前に次男に必要なもの、欲しいものは無いか?と尋ねるも、「無い」という返事でリモートの面会だけでは高速と利用しての往復5時間の車移動の動機としてはやや乏しい。

次のに次曜日は、娘の成人式の前撮りの予定があって、次男の病院へは行けないので、持ち込んでいるペットボトルの水やお茶の消費具合と残量を聞き取ったところ、先週持ち込んだお茶が既に箱半分とのことなので、次の日曜日に行けないことを考慮すると、確実に不足するということで、動機を絞り出しました。

また、土曜日の夕方におばあちゃんが電話を掛けたらしく、行きたそうだったとのことなので、改めておばあちゃんに確認したら、行きたいとのことなので、おばあちゃんを連れて行くというもう一つの動機が出来ました。

あと、もう一つの動機となることはあるのですが、ここには書けないので内緒です。

毎週行っているので、ある程度パターン化していて、先週のパターンで午前に家を出ました。

当日朝の電話でしたが、リモート面会の時間を15時半に予約が取れたので、いつものパターンで高速に乗る前にセブンイレブンに寄って、おばあちゃんのも含めて珈琲を調達して、当初は多賀のサービスエリアで昼食を取ろうと寄ってみたものの、これというものが無く、高速を降りてから、またもや「ゆで太郎/もつ次郎」へ寄りました。

まぁ、私がもつ炒めを食べたくなったというのもありますが、奥さんも同調していました。

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おばあちゃんと奥さんは、「季節のかき揚げそば」で海老と舞茸のかき揚げが美味しかったらしく結果的には良かった。

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その後、病院近くのドン・キホーテに寄って、ペットボトルのお茶を調達しました。

折角、運搬用のキャリーを玄関に降ろしていたのに、奥さんが積み忘れて私が担ぐこととなりました。あせあせ(飛び散る汗)

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背骨の再手術の有無が決まる今日のカンファレンス前であったり、血尿が出ていて今日泌尿器科の診察を受けることになっている等、心配なことは多いので、同じ病院内に居るという距離感は、次男にとっては大事なものなのかも知れません。

次男はおばあちゃんっ子なので、おばあちゃんに心配掛けまいとしているのかも知れませんが、おばあちゃんも(気分的に)元気そうな姿が観れたと喜んでいました。

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当初は、私に身体を休めろと言ってくれていた次男ですが、やはり次男の為にも言って良かったと思います。

また、看護師さんにも勧められて、「愛の不時着」を観始めたらとても面白かったということなので、少しは気も紛れているのだと思います。

再手術の有無について、いつ連絡がもらえるのかが気になりますが、今は待つよりありません。たらーっ(汗)
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2022年11月12日

背骨の手術の有無

入院中の次男については、事故後に救急車で搬送されて、先ずは粉砕骨折の右手首の固定手術を行った後に、折れた背骨を後ろからビスで留める手術が行われました。

その際、ヘルメットの開口部から突起物らしきもので鼻横を傷つけられたようで鼻がめくれていたということで縫合が行われました。

また、その手術の際に発覚した右足首の骨折については、後日、右手首のプレート手術と同時に行うということで、事故から約1週間後の10月28日に再手術が行われました。

下半身の麻痺を除いて、手術についてのその後の経過は順調で、各骨は歪むことも無く、鼻元の傷も、鼻の形に添っており、目立たなくなっています。

そんな中、一昨日の木曜日に主治医の先生からお電話をいただきました。

経過が順調であるということでしたが、右足首に擦過傷について初めて聞いたのですが、肉がそがれた状態でかなり酷く、皮膚の移植が必要と思われたそうですが、回復状態が良く、その必要は無いということで安心しました。

後で次男がお母さんには送れないと私にその足首の写真を送って来ましたが、痛々しくて、遠目にその写真を見た奥さんは涙を流していました。もうやだ〜(悲しい顔)

でも、先生からの電話の一番の目的は、背骨の再手術についての説明でした。

当初から言われてはいましたが、現在後ろ側からビスで留めている背骨を前側からも留める手術を行うかどうかということでした。

まずは現在の状態を見極めて、その再手術が必要かどうかは次の月曜日に行われるカンファレンスで決定されるとのことです。

この前方向からの再手術については、医師の間でも様々な見解があるようで、必要ないと考える医師も少なくないようです。

前方向からの手術と簡単に言っても、全身麻酔を必要とする大掛かりな手術となる為、リスクを考えた上で色々な意見があるのでしょう。

昨日、MRIも撮ったようなので、いずれにしても私達は医師に判断を委ねるよりありません。

再手術が必要と判断された場合に、今の病院で手術を行うか、もしくは今後、転院する先で手術を行うかを問われたのですが、ここまで、責任をもって対応していただいている先生にお願いするべきだと考えて、現在の病院での手術を希望しました。

但し、私の独断というわけにもいかないので、すぐに次男本人にも確認したところ、やはり現在の先生にお願いする方が安心だという意見でした。

仮に再手術となった場合には、更に現在の遠方の病院での入院期間が延びることとなりますが、止むを得ません。

再手術なしとなった場合には、今度はリハビリを中心に転院先の病院を決めることとなりますが、そこはコーディネーターの方からいくつかの候補をいただけるようなので、しっかりと調べて対応したいと考えています。

いずれにしても、月曜日のカンファレンスの結果次第ということで、なんだか落ち着かない週末です。ふらふら
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2022年11月07日

YOSHI君の訃報の衝撃

昨日の日曜日は、来年成人式を迎える末娘の2週間後の前撮りの為の髪型の打ち合わせに私の知る美容室へ行くことになっていました。

当初午後2時に約束していたものの、滋賀の病院に入院している次男坊のお見舞いを考慮して、朝の10時半に早めていただきました。

なので、アラームはいつも通りの時間に設定していましたが、朝一番に目にした通知に衝撃が走りました。

歌手で俳優のYOSHIさんが事故死

YOSHI君と言えば、飛び抜けたキャラクターで一時期メディアに多数登場していたものの、その後、色々あって芸能界では姿を見なくなっていましたが、先週の朝の情報番組「スッキリ!」でX JAPANのYOSHIKI氏がプロデューサーを務めるオーディション番組『YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X』でボーカルとして合格したということを観て、今後を楽しみにしていたところでした。

オートバイによる事故ということですが、どうやら典型的な直進オートバイと右折4輪(今回はトラック)との事故のようです。

我が家の次男がオートバイで事故にあってから、未だ2週間ということもあり、私にも奥さんにもショッキングな朝となりました。

美容室での打ち合わせは、優柔不断な娘なので、1,2時間は掛かるのかと思いきや、5分で終わると言われました。

それを見越して、病院の最終時刻のリモート面会を予約していたので、大幅に時間に余裕ができることとなりました。

娘も一緒にお見舞いに連れて行くつもりが、奥さんとの連絡が悪かったのか、友達との予定を入れてしまっているとのことで、最寄りの駅で娘を降ろして、いつものように私と奥さんで滋賀へと向かいます。

前日の内に、必要な飲料のケース買いや病院から筋肉を作る為に推奨されているという間食用の栄養補助食品(プロテインバー等)を用意していて、追加でそのまま食べられる「0秒チキンラーメン」を探しにイオンタウンに寄って、高速に乗る前に恒例のセブンイレブンでセブンカフェとピノを買い込みました。

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今回はセブンカフェの新製品らしきアーモンドミルクラテを発見して、二人ともで飲んでみました。

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アーモンドミルクについてはグリコの製品なのでしょうね、パッケージにはグリコと表示されていました。

肝心のお味の方ですが・・・私も奥さんもリピートは無いでしょうね。

イオンタウンへ寄っても時間的に余裕があったことで、今回も病院へ行く前に昼食を済ませました。

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今回は、以前行ったホルモン煮定食の「もつ次郎」と同店舗の兄弟店「ゆで太郎」でお蕎麦をいただきました。

さて、病院の次男坊はと言うと、車椅子に乗せていただくようになり、検査等の予定が無い時には、リハビリも兼ねて、車椅子で病院内を自由にウロウロさせてもらっているようです。

右手首にはプレートが入っているとは言え、粉砕骨折なので、あまり大きな力を掛けない様言われているようですが、病院内の平坦な環境では、問題なく車椅子で自由に動けるので、彼女との電話も気兼ねなくできているようです。

遠方から来ているということで、看護師さんもご配慮いただき、長時間のリモート面会をさせていただけました。

麻痺で足は動かないものの、右足を動かそうとすると、足の親指がわずかにピクッと動くらしく、そんな僅かな希望が次男の気持ちを明るくさせてくれているのでしょう。

当初は1か月を目途に自宅に近いリハビリ病院への転院を予定していると言われていましたが、2週間様子を診てから判断するということになったようです。

再度、「生きていてくれてありがとう」と感じつつ、どん底を味わったことで、全てを前向きに捉えている今日この頃です。
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2022年11月02日

荷物の引き上げ

今週の水曜日・木曜日は、私は連休です。

本来、火曜日も休んで、旅行支援も使った鎌倉方面旅行を予定していましたが、次男の事故によりキャンセルしました。

そして、今日水曜日の休みも、次男の関係で動きます。

朝早めにオルビスで、愛知県へと向かいました。

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やって来たのは次男のマンション(会社の借り上げ寮)です。

次男が必要とした時に、その物をわざわざ愛知県まで取りに行くことは難しく、下半身の麻痺を負ってしまった次男が、再び階段3階のその部屋へ戻ることは無いと言える状態であることから、出来るだけの物を持ち出すことにしたのです。

最低限必要な物を持ち出すだけのつもりでしたが、会社から寮を解約すると言われた時に、スムーズに明け渡しが出来るように、出来るだけ多くの物を持ち出す為に、オルビスでの出動でした。

次男の病院でのリモート面会が、15時半の予約となった為、間に合うように寮を出なくてはならないので、多くの荷物を積み込むのは難しいと予想していましたが、結局、家具等の大型の荷物と食器等、細々した持ち出せなかった物を除いて、大半をオルビスに積み込むことができました。

寮を出発して、次男の病院へと行くまでに、少し時間があったので、病院の近くまで行った上で、奥さんのリクエストの丸亀製麺で昼食としました。

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そして、腹ごしらえを終えて、次男の病院駐車場へ到着しました。

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今回はベッドサイドのフレームに取り付けられるカゴやKindleを持って行くよう頼まれていました。

リモート面会のiPadに登場した次男は、車椅子に乗っていて、傷だらけだった顔も、かなり綺麗になっていました。

前回のリモート面会時に、コルセットが出来たという話は聞いていましたが、もう、車椅子に乗っていたことは驚きでした。

事実、回復力がかなり良好らしく、下半身の感覚についても良い兆候はあるようです。

複雑骨折の右手も、かなり使えるようになって来たらしく、本人の機嫌も良いように感じました。

とは言え、新たな門出にと意気揚々と運んだ荷物を、僅か半年後に引き上げることになるのは、何とも切ないものです。

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本来なら、鎌倉方面の旅行で活躍していたはずのオルビスが、またもや引越しトラックと化していることは残念と言わざるを得ません。

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せっかく持ち帰った荷物ですが、置いておく場所もないので、明日の休日は、先ずは自宅の整理で場所を確保した上で、オルビスから荷物を運び出すこととなりそうです。
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2022年10月30日

次男は一般病棟へ

今日日曜日も次男の病院へ行く予定でした。

すると、朝に病院から電話が入って、本日より一般病棟へ移るとのことでした。

14時にリモート面会の予約を入れていることを伝えると、その時間に移動するようにするということで、予定通り14時に行くこととなりました。

電話口の看護師さんには、移動の時に遠目にでも次男を見ることが出来ると聞いていたのですが、そのことは現地で対応していただいた看護師さんには全く伝わっておらず、その方の判断で、移動が完了してからリモート面会を行うということになりました。

かなり待つ羽目になりましたが、今日も次男の笑顔に出会えました。

リモート面会の時間は10分か20分とのことで、あっと言う間に看護師さんに強制終了させられました。

まぁ、病室でのスマホの使用制限は特に無いらしく、しようと思えば直接テレビ電話が可能なので、問題無しです。

前日にリクエストされていた飲料類やシャンプー、そして次男自身のiPadやモバイルWiFiも届けることが出来ました。

次のリモート面会予定は決まっていませんが、届け物が必要ならば、また近い内に行くことになるでしょう。

待ち時間が結構あったので、先日よりも遅い時間に病院を後にすることとなりました。

今日も昼食を取っていなかったので、今回は気になっていたこちらのお店に行ってみました。

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「もつ次郎」です。

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もつ煮ともつ炒めの両方をいただきました。

お腹いっぱいになってしまったので、多賀サービスエリアで少しウォーキングして帰ることにしました。

レストインの先に、神社があるようなので行ってみることに…。

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神社の敷地らしきフェンスの先に足を踏み入れると、夕刻の景色が広がっていました。

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あちらこちらに照明が灯り、想像よりもかなり立派な神社であることがわかりました。

拝殿らしき方向の階段を登ってみたところ

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美しくライトアップされた拝殿に出会うことが出来ました。

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つい最近、神社ではお願いするのではなく、感謝の気持ちを伝えるのだと知り、次男の命を助けていただいたことにお礼を伝えました。

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その後、ウォーキングは歩道橋を渡って、上り線のお店なんかも見て回りながら、既定の4kmを完歩しました。

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奥さんが欲しいと言うので、京都祇園のパン屋さんボロニヤのデニッシュ食パンを買ってあげました。

明朝の楽しみです。
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2022年10月28日

再手術

今日は次男の複雑骨折した右手首の再手術と新たに見つかった右足首の骨折の手術でした。

生憎、私は仕事で奥さんも自分の通院予定が入っていて行けませんでしたが、次男本人と、今朝LINEのやり取りをしていて、午後から手術だと聞いていました。

そして、先ほど私のスマホが鳴ったのですが、病院の看護師さんからで、「先生に代わります」と言われて焦りましたがく〜(落胆した顔)が、先生からの「無事に終わりました」という報告のお電話でした。わーい(嬉しい顔)

若く感じの良い先生で、私達も信頼しています。

今日の手術は、麻痺の問題の背骨とは関係のない部分なのですが、折角スマートフォンが使える病室に移っているので、手術でスマホが使えないと可哀想だなぁと思って、そこのところを聞いてみると、流石に今日は手術直後で右手首に無理を掛けないように上にあげておかなくてはならないようですが、これまでの様にがちがちに固定された状態ではなくなるため、明日以降は自由度が増すようです。グッド(上向き矢印)

日曜日には彼のiPadを持って行ってあげると約束しているので、入院生活も徐々に快適になるのではないかと思います。るんるん

今のところは、私の休日毎に病院へと行っていますが、病院へ行ったところでリモートでしか面会できない為、病室でスマホが使えれば、わざわざ病院まで行く必要もありません。

なので、必要な届け物が無い場合には、徐々に行く回数は減るかも知れません。たらーっ(汗)

せめてリモートでなく面会出来たら良いのですが、本当に憎きコロナです。ちっ(怒った顔)

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2022年10月26日

笑顔

今週が始まり、月曜日は朝から次男の会社の人事の方からの電話が入り、その後、こちらの保険会社の物損担当、人身担当それぞれからの電話が入り、会社についてからも相手方当人、そして相手方の保険会社と目まぐるしく電話の対応に追われました。

レッカー会社に預かってもらっているGSX250Rについても、友人のバイクショップへと運んでもらうよう依頼して、ひとまずの区切りとなりました。

次男の会社の方は、いずれも温かい対応で、長男の会社との違いに驚きました。

私個人的にも、手持ちの資格の更新時期になっていて、これまでは1日出向いて鮨詰め講習だったところが、コロナ禍以降、ネットによる講義動画視聴&テストという選択肢が出来て、今週はその動画にて法定講習を受講しなければなりませんでした。

頑張ったおかげで、月曜日中に全ての動画講習を視聴し終わり、翌日火曜日朝には、確認テストを一発合格で無事に更新手続きが完了しました。

そして、今日水曜日の休みは、もちろん次男の病院へ行く予定でした。

生憎、奥さんのシエンタが車検日で使えないので、軽トラサンバーで行こうかと思いましたが、おばあちゃんも行きたいかと思い聞いてみると、やはり行きたいと言うので、オルビス出動となりました。

病院に着いて、看護師さんにタブレットを渡されて、リモート面会開始となりましたが、あれっ?次男の表情が明るい。

先日とは違って、笑顔を見せてくれて、ちょっと安心しました。

実は、今日は次男の誕生日だったのですが、何もしてあげられないと思っていたら、うちの奥さんは、兄弟3人からビデオメッセージをもらって来ていました。

それをタブレット越しに見せると、微笑みながら見ていました。

次男の思いがけない明るい表情に、それまで何度も涙を流して思い詰めて来たおばあちゃんも、安心したようです。

そして、その笑顔の原因がわかりました。

足の上の方の感覚が少し戻ったらしいのです。

それが彼に希望を与えたのでしょう。

もちろん、私達にとっても明るい話なのですが、その後に担当医の先生から話を聞くと、排泄については現状は変化ないらしく、希望はあっても、ぬか喜びの可能性もあるようです。

でも、何も変化がないよりは絶対に良いわけで、何よりそれで次男が明るさを取り戻したことが何よりです。

1週間はICUで、ICUから出ないとスマホが使えないと聞いていたのですが、実は今日の時点で既にICUを出ていたことがわかり、事故でひん曲がって画面の割れたiphone8から、データを移した自宅にあったiphone8Plusを持って行っていたので、リモート面会直後からLINEが使えるようになりました。

右手首の複雑骨折があるので、片手しか使えないかと思いましたが、右手も指は使えるようで、スマホがなんとか使えることがわかりました。

寝た状態でのスマホの固定も難しいだろうと予想して、首に掛けるスマホスタンドもあちこち探して看護師さんに渡すことができたので、活用してもらえるかも知れません。

面会の最後には、奥さんの案で、タブレット越しに次男からみんなに元気を伝えるメッセージの動画を撮りました。

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とにかく次男の笑顔に、安心してリモート面会を終えることができました。

次男の笑顔が、みんなを幸せな気持ちにするんだと痛感しました。

病院を出た後は、お昼を食べていなかったので、近江ちゃんぽんのちゃんぽん亭へ。

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次男の笑顔で、ブログに食べ物を載せる気にもなりました。

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笑顔が近江ちゃんぽんを何倍にも美味しくしてくれました。

食後は、すぐ前にある警察署に提出を言われていた書類を持って行き、担当の警部補の方と少しお話の後、帰路に就きました。

状況が大きく変わったわけではありませんが、次男が明るさを取り戻したことで、どんな状況であろうと前を向いていけそうな気がしています。
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2022年10月25日

生きていてくれてありがとう

土曜日の次男の事故後、救急搬送された病院で、手術を終え、新たに見つかった足の骨折については、処置を急がないとのことで、後日、右手首のプレート手術と同時に手術を行うとのことでした。

警察からはオートバイの登録証やら自賠責保険証などの提出を言われ、病院からもお薬手帳等聞かれ、諸々のことがあるので、一度、愛知県の次男のマンションへ行く必要があり、ズボンのポケットに鍵を見つけたので、病院へは泊まれないこともあり、次男のマンションで仮眠を取ることにしました。

もう夜明けに近い真夜中で、疲れているのに眠れない。

頭を真っ白にしようと思うのですが、どうしても頭にいろんなことが浮かんで来て、明方には意識が薄らいだような気もしますが、結局は一睡もできていない気がしました。

そのまま横になっていても仕方がないので、起き出して部屋中を探して目当ての書類を見つけ出しました。

長男と違い、きちんとした性格なので、部屋は多少散らかっていても、大事なものはファイルで管理されていたりして、そのファイルを見つけるのに苦労しましたが、見つかれば、あっという間に目的の種類が揃いました。

日曜日で休みかも知れないけれど、次男の会社にも一度行って、人が居られたら事情を伝えようと考えていましたが、会社の緊急連絡網を見つけたので、直接上司の方の社用携帯に電話することが出来ました。

ですが、休日ということもあり繋がらず…。

プライベートな用事だと申し訳ないですし、いずれにしても翌日の月曜日の処理となるでしょうから、留守番電話にメッセージだけ残しておきました。

朝一番に警察の方が手術の結果を心配してお電話くださり、事故の相手方の女性からも電話があり、私達に会って直接謝罪したいと言われましたが、次男が未だICUに居る状態で、先に親の私達が謝罪を受けることに違和感があり、気持ちの整理がついていないとお断りしました。

病院からも電話があり、書類を入手できたので、もう一度病院へ戻らなければなりませんが、その前に入院に際して必要なものを用意するよう言われていたので、ドン・キホーテに寄って高速に乗りました。

しばらく入っていると、突然シエンタのナビから電話の着信音が・・・

あわてて自分のスマホを見ても何もない。

奥さんがナビの画面上の通話ボタンを押して、「どなたですか?」と聞いたところで事態が呑み込めました。

運転席と助手席の間に置いてあった、次男のiPhoneが着信していたからです。

次男のiPhoneは曲がってしまっており、画面が割れた状態で、SIMを認識しなくなっていました。

ですが、WiFiは使用可能だったので、私のAndroidスマホのテザリング機能でWiFiにしていたのです。

電話の相手は次男の彼女でした。

次男は優しくて気が利くものだから、ルックスはともかく何故かもてるのですが、これまでお付き合いした彼女はいずれも先方から言われて付き合ったようで、次男自身は受け身で付き合ったようですが、今回は次男の方から告白した方でした。

お付き合いをしていることは知っていて、マンションにも泊りに来ている形跡がありましたが、私達は未だあったことがありませんでした。

なので、事故のことを伝えてあげなくてはと思いつつも、連絡先もわからず、どうしようもない状態でした。

そこへ電話をもらったことで、彼女に事故のことを伝えることができました。

コロナで直接の面会もできず、リモートとなること等も伝え、背骨の骨折による下半身の麻痺についても伝えました。

現実的に考えると、もうこれ以上お付き合いもできないでしょうから。

ICUを出て一般病棟に移ったら、スマホが使えるので、その時に連絡をさせると言って電話を切りました。

すると、しばらくしてもう一度電話が掛かって来て、友達に車を出してもらうので、病院へ行きたいということでした。

渡したいものがあるとのことで、数日後の次男の誕生日プレゼントだろうことが想像できました。

そこで、彼女が病院へ来る時間に合わせて私達も病院へ入ることとして、途中のサービスエリア等で時間を潰すこととなりました。

そして、彼女の到着と共に、休日入口から病院へ入り、看護師さんに渡すものを渡した後、タブレット同士によるリモート面会が実現しました。

彼女の涙に次男も涙していて、私達ももらい泣きしてしまいます。

彼女の口からは、「○○君のお父さんとお母さんに会ってしまったから、次は私のパパとママに会ってね」という言葉が聞かれ、そう言う話をしていたことを初めて知りました。

彼女を連れてきたことを次男はどう思ったかはわかりませんが、この日の朝に、医師から現状全てを聞かされている為、表情は曇っていたように感じます。

優しくて、気が利いて、相手に何かをしてあげることに幸せを感じるタイプなので、してあげることが出来なくなるということが、何よりも辛いんじゃないかと想像します。

一人娘さんらしいですし、実は彼女も看護師さんとのことなので、現状は励ますために言ってくれているのかも知れません。

危ないからオートバイに乗らないで欲しいと言われていたとも聞いていたので、次男は辛かったことでしょう。

現実的には無理だと感じますが、私がどうこう言う立場にはありませんので、万が一奇跡のようなことがあるならば、私は全力で支援することは誓います。

彼女と別れた後、私達は警察から聞いた事故現場へと行ってみました。

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手前に次男のオートバイのブレーキ痕が残っています。

どうしてこの場所で正面衝突になるのか疑問でしたが、その先が右にカーブしているので、相手はスピードの出し過ぎで、膨らんだのかも知れません。

歩行者なら死んでいたでしょうし、同じ4輪でも怪我は免れなかったのかも知れません。

オートバイでも死んでも不思議ではない状況に、次男には「生きていてくれてありがとう」と言いたい…。
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2022年10月24日

重すぎる十字架

一昨日の土曜日の仕事からの帰宅後、電話が鳴りました。

それを受けたうちの奥さんが、どんどんと冷静で無くなるのを隣で見ていて、嫌な予感を受けました。

長男の問題以降、家の固定電話が鳴ると、すぐに身構えてしまいます。

電話の会話を聞く限り次男坊のことのようで、奥さんの様子で、これはただ事ではないと、奥さんから電話を代わりました。

すると、今春、愛知県で就職した次男坊が、大学のあった滋賀県の長浜市でオートバイの交通事故にあったという内容でした。

まさに救急車を待っている状況のようで、電話をいただいた方に救護と連絡をいただいたことのお礼を述べると、自己の相手方の方でした。

救急車で運ぶ病院が決まれば、再度ご連絡をいただくということで電話が終わり、私と奥さんは急いでシエンタで滋賀県へと向かいました。

生憎、中国道が工事中であるため、吹田まで中央環状線で行かざるを得ず、いつもよりも飛ばし気味で名神高速を走りました。

事故の状況がわからないものの、電話をくれた相手方の女性は、本人と会話をしているので、意識はあるようですが、気になるのが、本人が下半身が動かないと言っていたということ…。

とにかく、先を急ぐ中、相手方からの電話が無いなぁと思っていると、先ず警察から電話が入り、その後、高速を降りる前に搬送された病院から奥さんの携帯に電話が入りました。

病院がわかったことで、高速を降りた後はその病院へ向かい、救急入口から入って、先ずは医師から状況の説明を受けました。

手首もひどい複雑骨折をしていて、最も問題なのは背骨の骨折があることでした。

その影響で神経にダメージがあり、下半身が動かなかったわけです。

これについては、もう元のようには歩けないとはっきりと言われ、リハビリでどこまで回復できるかも状況次第であり、それは医師にもわからないと言います。

つまり、このまま歩けなくなる確率が非常に高いということなのでしょう。

電話で下半身が動かないと聞いた時点で、頭を過っていたことですが、恐れていたことが現実となっていました。

その後、手術前に次男坊と直接会うことが出来ましたが、次男坊は涙を流しながら・・・

「ごめんなさい」

というばかりでした。

その後、夜22時過ぎに手術が始まり、私と奥さんは家族控室で待機することになりました。

仕事から帰宅して直ぐに出てきたので、当然夕食も取れていなかったので、手術を待つ間に、私が近くのお店へおにぎりやパンを買いに行きました。

その際、病院を出て先ずはおばあちゃんに状況報告の電話をして、もうすぐお店だというところで、相手の女性から電話が入りました。

未だ事故の状況はわかっていなかったので、ドライバーの義務ではありますが、救護いただいたお礼を述べると、電話をご主人に代わられ、丁寧に今回の事故は、話を聞くとこちらが100%悪く申し訳なかったと言われ、きちんと誠意をもって対応すると言われました。

しかしながら、次男坊の歩けなく可能性が高いという話をすると、絶句されていました。

その時点でそれ以上お話することも無く電話を終えましたが、次男坊に過失が無かったことに安堵する一方で、相手方のせいで次男坊が歩けなくなる可能性があることに憤りを感じます。

買物を終えて、病院へ入る直前に、今度は警察から電話が入りました。

そこで、事故の状況を初めて詳しく知ることとなりましたが、担当の方がちゃんと説明しておきたいということで、わざわざ病院まで来ていただくことになりました。

事故の状況としては、センターラインは無いものの、6m以上の幅員のある道路での正面衝突だと言います。

そこで、ブレーキ痕から次男坊が道路端から60cmほどの所を走っていてブレーキを掛けていたことが判ったのですが、通常ならこの位置で正面衝突はあり得ません。

相手の女性の車が道路の右端まで寄って正面衝突したということになります。

次男坊はもうどうしようもない避けることが出来ない状態で、正面から衝突されたわけです。

なので、100%相手方の過失であり、次男坊は全く悪くないと担当の方に教えていただきました。

過失なく避けることが出来なかった状況を聞いて、やるせなくなりました。

何も悪いことをしていないのに、今後の長い人生で足の自由を奪われたわけですから。

私自身がオートバイに乗ることから、オートバイに乗るということ自体、リスクがあることは重々承知していて、一番事故の多い右折4輪に対する2輪の直進事故は、不本意であっても右折4輪が動くかも知れないと仮定して停まれる速度までスピードダウンすることで回避できます。

また、信号待ちでの後方4輪からの追突についても、4輪の間を抜けて、一番後ろへ並ばないことで予防は可能です。

ですが、直進道路で、4輪に正面から当たって来られては為す術はありません。

なのに、次男坊は「ごめんなさい」と・・・

警察の担当の方も、長年やっていて自分はこんなケースは扱ったことが無いと言われ、次男坊に一切の責任が無いことを直接伝えたくて、わざわざ来ていただいたようです。

また、事故現場と状況を見て、先ずは次男坊の命の心配をされたようで、通常なら助からないケースが多い事故だったのだと思います。

こんな事態となり、先日予約して楽しみにしていた鎌倉旅行もとてもそんな気になれませんから、せっかく「全国旅行支援」を利用可能なホテルの予約もキャンセルしました。

4時間程の手術で予定の手術が終わったということで、再度医師から話を聞きました。

背骨については予定通りの処置はできたそうですが、内容としては先に説明を受けたここと何ら変わりません。

また、その位置から、排せつについても麻痺の影響を受ける可能性が高いことを聞かされましたが、これは本人のメンタル、実際の対応共に難題だと感じています。

また、新たに足首にも骨折が見つかったり、鼻の横に裂傷があったものが、鼻がめくれるような状況だったらしく、縫いましたとのことでした。

ICUへと入った痛々しい次男坊とは、タブレットを利用したリモートでの面会が叶いましたが、やはり次男坊は謝るのです。

「お前は悪くない」そう伝えますが、事故の時の記憶は無いようで、麻痺についても自覚しているので、状況を察知しているのかも知れません。

ICUには1週間程度入り、その後は一般病棟へ移動して4週間程度の入院を見込んでいるそうですが、一般病棟へ移動しても、コロナで直接の面会はできないとのことですが、スマホは使えるようになるので、連絡は取りやすくなります。

また、その後はリハビリの為に転院するのですが、家族のいる実家近くへの転院となるようです。

あまりに突然のことで、頭が情報を処理しきれませんが、今年に入って長男の高次機能障害による会社のこと、そしてあやめのFIPがあり、将来的には兄弟間の柱となってくれると期待していた次男坊がこのような形となり、何が最強運だと感じますが、現実を受け入れ、そこに全力を尽くすことが私の残りの人生の使命なんだと感じています。
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2022年07月21日

奥さんの胃カメラ

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今朝は出勤時にうちの奥さんを病院まで乗せて行きました。

胃が痛むということで先日、ネットで評価が良いという予約の取りずらい胃腸科?に行っていましたが、問診だけで1か月先の胃カメラの予約と薬の処方箋だけで診察も受けていないというので、早期に胃カメラを受けることのできる病院を探すように言っていました。

すると、当日予約でも可能な病院があったということで、本日、ようやく胃カメラを受けることになったのです。

その後、共有のスケジュールアプリに2週間後に「検査結果」という事項が入力されたので胃カメラで何故すぐ結果が出ないのか不思議に思って確認すると、逆流性食道炎の疑いがあるのとポリープが幾つかあるとのことで組織検査するので、その検査結果らしい。

まぁ、私自身が胃カメラは受けたことが無いので詳しくはわかりませんが、納得しました。

でも、組織検査をする手前か、病名等は一切聞いていないようで、十二指腸入口が腫れていたらしく、私がネットで調べてみたら・・・十中八九、「十二指腸潰瘍」じゃん!!

その主な原因としては、

1.ピロリ菌の感染
2.薬の副作用
3.ストレス
4.飲酒
5.喫煙

などが挙げられるとのことですが、1.のピロリ菌もあり得るものの、4.飲酒と5.喫煙はあり得ない。

パートの仕事での3.ストレスはあり得るのですが、それ以上に私がこれだと感じたのが、2.の薬の副作用です。

うちの奥さんはやたらとロキソニンを飲んでいたからです。

私にとってもロキソニンは、もしもの時の頭痛の特効薬で常備薬なのですが、私は余程のことが無いと飲みませんが、うちの奥さんはちょっと痛いと飲むので、私が医者からもらって来たり、薬局で買ったものもほとんど奥さんに使用されてしまいます。もうやだ〜(悲しい顔)

最近は奥さん自身が医者から大量にもらって来ていて(実際には処方箋をもらって買っているわけですが)、胃薬も一緒にもらっていたものの、これが一番怪しい気がします。爆弾

原因がひとつとは限らないので、1.ピロリ菌の感染・2.薬の副作用・3.ストレスの合わせ技かも知れません。

それにしても、今回私が検索してみたところ、胃の痛みの場合には、胃潰瘍の痛みが食後3〜4時間で起こるのに対し、十二指腸潰瘍の痛みは空腹時に起こる、すなわち午後5〜6時ごろや深夜に、毎日のように襲ってくる疼痛が特徴的だと言います。がく〜(落胆した顔)

それを当てはめたら自ずと病名が分かりそうなものですが、調べられないのかなぁ…?ふらふら

事前に疑いがわかれば、診察時に医師に情報を伝えることもできるので、より特定しやすくなると思うんですがねぇ。

十二指腸潰瘍の治療については、潰瘍治療薬による内服治療が主流だそうですが、十二指腸潰瘍は治癒してもまた再発することが多いらしいので、そのあたりは対策を講じる必要がありそうです。たらーっ(汗)

あとはポリープに問題が無いことが確認できれば取り敢えずは安心かな。わーい(嬉しい顔)

まぁ、おかげで私もまた一つ医学の知識が増えました。ひらめき
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2022年03月19日

次男坊卒業

7日月曜日の夕方のフェリーで九州一周の卒業ツーリングに出掛けていた次男坊は、一昨日の夜に無事に帰還しております。

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ツーリング中は、SNS等で必ず報告するよう伝えていたので、そこからツーリングの軌跡をざっとまとめてみると・・・

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新門司港へ到着して、北九州のカルスト台地を訪れた後、別府へ到着、夕食は別府冷麺?らしい。


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入浴を竹瓦温泉で済ませたらしいのですが、熱い湯の浴槽と冷たい水の浴槽しかなく、冷たい水で身体を洗っていたら、周りに人から地元の人間と思われたしい。

それぐらい冷たかったようです。

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初日にしていきなりキャンプ泊を敢行したようですが、人も多く寒さも感じることなく寝られたようで私も一安心です。

初日なので、準備も大変なので焚火もなく外食にしたと言います。

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翌日は、いきなりこの写真が送られてきました。

2億円のバイクというコメントと共に。

私は行ったことはないものの、以前に記事で見た覚えがありました。

確か世界に1台とかの古い希少なドゥカティだったと思います。

岩下コレクションという施設で、Facebookページでは訪れた人の写真をアップしていて、次男坊も載っていました。

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この日は別にトトロの森というところにも行ったようです。

ですが、その日はこの後の連絡が無く、キャンプなのか?ライダーハウスなのか?という宿泊の状況も分かりませんでした。

翌朝、連絡が来たのですが、入社予定の会社から写真データが開けないと連絡があったらしく、ネカフェで作業をしていてそのまま寝落ちしたらしい。

ネカフェで対応できるところが私の時代とは違いますねぇ。

この辺りから昼間の行動は不明で、連絡が絶対と約束している夜の報告のみになって来ました。

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この日も宮崎県のキャンプ場とのことで、温めているのは鶏モモの炭火焼らしい。

鶏のたたきなんかも食べたというので、貧乏旅行ながらもその地の食べ物を楽しんでいるようです。

翌日は適当なキャンプ場がなかったらしく、またネットカフェらしい。

そして、翌日もキャンプ場へ向かう途中の道路が事故か何かで規制されていて、仕方なくネカフェに行くと連絡があったものの、気が付くのが遅れ、1時間ほど後に返事をしたらこの写真が送られてきました。

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規制が解除されて、既にキャンプ場でテント張ってました。

テントを張るのはお手の物になったようです。

翌日もキャンプしようとしたら雨が降って来て、急遽熊本のネカフェになったと連絡がありました。

インスタのストーリーズで上げた写真はほとんど保存できていないので、写真が無いのですが、私が勧めたいまきん食堂のあか牛丼はしっかり食べたようです。

私は未だ食べたことがありませんが…爆弾

翌日の長崎でもネカフェ・・・がく〜(落胆した顔)

そして、翌日は福岡と佐賀の境近くのキャンプ場とのこと。

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いよいよ帰路に就くタイミングで、翌日は本州を戻って来ているはずで、そこで初めて宿を予約したと言うので、最後にようやくライダーハウスかと思いきや、なんと到着して電話を掛けて来たかと思ったら、島根の三男坊のアパートでした。どんっ(衝撃)

午前中に福岡の観光をしていたというので、日本海側へとなるとかなり頑張って走ったようですねぇ。

ここが最後の宿泊地ですから、結局全部無料のキャンプ場かネカフェなので、出発前に言っていたライダーハウスには全く泊まっていない。パンチ

まぁ、コロナ禍で営業していないところも多かったらしく、ネカフェの方が安いからとういうことらしい。

ユースホステルオンリーの私の九州一周とは違って、あまり人との交わりは多くは無かったようですが、楽しかったようですし、事故なく無事に帰って来たので何よりです。

そして、その次男坊は、今日はスーツを着て大学の卒業式へと行きました。

卒業おめでとう!ぴかぴか(新しい)
posted by かわいいHERO at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣家族