以前はできた「X-Pro2」と「X-T2」の2台持ちも、1台が「X-H1」となると不可能に感じてしまいます。
そんなことから、本来の撮影の楽しさよりも、機器を所有することに満足を求めるという誤った状況を正すべく、当初の「小ささは正義」という初心を思い出しつつあります。

そんなタイミングで発売がアナウンスされたリコーの「GRV」については、旧型「GRU」の倍近い金額に躊躇しつつも、ずっと気になっており、先のクルーズの帰りには、ヨドバシ梅田に寄って、カタログをゲットしておりました。

でも、コンデジはソニーの「RX100M3」があるし、スマホの「Mate20Pro」で広角単焦点の「GRV」に出番なんてないんじゃないかという心配もありました。
ですが、ペンタキシアン(ペンタックスカメラの愛好者)まではいかないまでも、次男坊に譲ったとはいえ、私もペンタックス機を使用していたわけで、何よりも、フィルム時代の愛機がまんまのリコーだったわけですから、リコーのGRが気にならないわけはありません。
デジタル時代のカメラに興味を持ち始めて、必然的にGRにも興味はいっていたわけですが、当時は広角に興味が無かったことで、その本質を見誤っていたようです。
ですが、満を持して昨日発売となった「GRV」は、過去のモデルからユーザーの意見を取り入れて新たに再構築され、むしろ新たにGRの世界に足を突っ込む者としては、この上の無いモデルと言えます。
ということで、私の手元にもやって来ました。
教育費で余裕のないこともあり、今回は、仕事用のコンデジとして導入させてもらいました。


予約をして発売日に入手ということで、

特典である非売品のブルーのリングキャップも同梱されていました。


スイッチを入れて、まずその起動の速さに「最強のスナップシューター」を実感します。


早速、ブルーのリングキャップを装着したことで、「GRV」であることが主張されます。


ネットを見ていたら、ツイッターで「わさお公式(@WASAO_official)」さんも発売日に導入されたようですねぇ。

#わさお 短信 : #GRIII で わさお の散歩を撮ってみた #wasao #GR3 #GR_III #GR #RICOH pic.twitter.com/9co1pO05ot
— わさお公式 (@WASAO_official) 2019年3月15日
残念ながら、我が家はゴンタ君が旅立ってしまったので、被写体が…


ということで、会社でちょっとだけ試写しました。

手っ取り早く机の上のモトGPマシンのフィギュアを撮影してみましたが、パッケージのままなので、うまく伝わらないですね。

次いで観葉植物の鉢の上の小人人形。

ガラス造花の手前のブリザードフラワーを。

これらはマクロモードでフォーカスも素早く決まります。

残念ながら、解像感を検証できるような被写体がなく、ボケを強調するものばかりですが、解像感もすごいようです。
大きなAPS-Cセンサーで、ボケも「RX100M3」には出せないもので、「Mate20Pro」のフェイクとも全く異なる、素晴らしい写りです。
それぞれに個性が違い、共存は可能と思わせてくれますが、「GRV」はむしろ一眼を喰うような気がしていて、一眼ミラーレス&広角とスナップ担当が「GRV」という体制が期待できるのではないかと思っています。
それにより、一眼の整理が捗るのではないかと期待しているのですが、先日の第2回オフロードレッスンでは、車ということで、「X-H1」&赤バッジズームで撮影したところ、ピントはばっちり、歩留まりも最高で、また迷いが生じています。
よって、「GRV」で初心に帰って苦手な標準的な広角を勉強しつつ、並行して整理していきたいと考えています。

ちなみに、「GRV」に未だSDカードを入れ忘れているのですが、メモリを内蔵しているので、そこそこは撮れるというのも、そういうシーンに遭遇すると素晴らしいと感じますが、発売されたにも拘らず、スマホアプリの対応アップデートが4月下旬というのはいただけません。
リコーはユーザーに寄り添うメーカーのイメージですが、包容力が無いと不満を感じてしまうメーカーでもあると思います。
でも、好きですね、リコー&ペンタックス。
