目的は、昨日、今日の2日間、京都で行われている富士フイルムのイベント『FUJIKINA 2017 京都』です。
数週間前に、富士フイルムのツイッターで知って、来場登録をすれば、記念品がもらえるということだったので、行くつもりで登録していました。
『FUJIKINA 2017 京都』は、京都の3つの会場で開催され、それぞれの会場に特徴があるのですが、タイトルから、それらが新しく発売になる中判センサーカメラの「GFX50S」とXシリーズのダブルフラッグシップである「X-T2」と「X-PRO2」であることは明らかです。
私の場合、「X-PRO2」を使用しているので、会場もそちらが適しているのかも知れませんが、その会場では、タッチアンドトライやトークショーなどのイベントがありません。
メイン会場が「GFX50S」のしまだいギャラリーというところだったので、深く考えずに、そこに登録しました。
そして、昨日の初日の様子をツイッターで調べていると、記念品はポストカードセットらしい。
レンタルで「X-T2」を借りようかななんて軽く考えていましたが、時間前から行列ができていて、なかなか難しそうです。
ポストカードは別に欲しくもないし、レンタルやタッチアンドトライも、大阪心斎橋の富士フイルムのギャラリーに行けば、体験可能です。
となると、敢えて行く理由が無くなってきました。
残るは、トークショーですが、こちらもツイッターを見ていると、先日のホンダNSXをGFXで撮影されていPVの他にも紹介されているものがあって、ある程度満足してしまいました。
むしろ、別会場のトークショーの方に興味が行って、さて、どうしよう…。
何はともあれ、、かる〜い気持ちで行ってみます。
上下インナーはヒートテックのエクストラウォームにダウン二枚重ねの完全防寒体制で、立ちっぱなしで京都は阪急烏丸駅へ到着。

そこから、ひたすら北上します。

会場のしまだいギャラリーは、地下鉄の駅の直ぐ上みたいですが、阪急からだと烏丸駅から20分ほど歩かないといけません。

ようやくしまだいギャラリーへ。
既にオープンしているので、外に列はありませんでしたが、道路脇には、先日降った雪が未だ残っていました。

しまだいギャラリーは土足厳禁らしく、入口で靴を入れる袋をもらいます。
行列が出来ていましたが、カメラレンタルの列で、未だ借りることができるということだったので、そのまま列に並びました。
そして、無事に「X-T2」&「XF35mmF2」のセットを借りることができました。
本体は「X-PRO2」もありましたが、「X-T2」は未だ10台近く余裕があったものの、「X-PRO2」の方は残り2台ほどでした。
そして、少し待てば、予約していなかったクイックメンテナンスも受けることができるとのことなので、メンテナンスもお願いすることにしました。
待ち時間の間に、ギャラリー内を見て回ります。

しまだいギャラリーのパネルは、全て中判センサーの「GFX 50S」で撮影されたものでしたが、流石に細かい部分まで完全に再現されていて、中判の威力を見せつける展示でした。

パネル展示の奥には、XシリーズとGFXシリーズの展示がありました。

GFXのタッチアンドトライも比較的空いていたので、せっかくなので、触ってきました。

分厚さはありますが、思ったよりも軽いです。

確かにフルサイズ並なのでしょう。

でも、フルサイズを飛び越しての中判は私には不相応なので、自分的にはこちらが気になります。

「X-T2」と「X-PRO2」のグラファイトエディションです。
残念ながらこちらは、タッチアンドトライはありませんでしたが、ただに色違いだから問題なしです。
その後、クイックメンテナンスの順番が来て、「X-PRO2」のセンサー等を掃除していただき、見た目にもきれいになりました。
ここで、しまだいギャラリーを後にして、別会場に向かいますが、折角「X-T2」をお借りしたので、「X-PRO2」との比較を前提に撮影しながら移動します。

のんびり撮影しながら移動していたので、別会場のASPHODELへ到着した時には、既にトークショーが始まっていました。

しまだいギャラリーでも、同時刻からトークショーはあったのですが、中判カメラ「GFX」がテーマとなるようなので、敢えて私は「センターファインダースタイルの世界」がテーマの会場へ来たわけです。
こちらの会場の藤里一郎カメラマンによる「藤里流 ポートレイトとX-T2」というトークショーが見たいと思ったのです。

こちらのトークショーは、タイトルに「X-T2」の名前が上がっていることと、時間が他は40分位なのに、藤里カメラマンさんだけ1時間40分ということで、面白いに違いないと思ったのですが、まさにその通りでした。
加えて、こちらのトークショーにはモデルさんも参加して、ポートレ−ト撮影を実演します。

彼女は大阪の女優さんだそうですが、その場で撮影した画像をフラッシュエアで飛ばして、iPad経由でモニターに映し出します。

段々とモデルさんへ近づいて行って、最後は寝かせて上から撮影していました。

この女優さんの、前日のトークショーでの写真も見せてくれましたが、可愛い系の前日とこの日の格好いい彼女のギャップに驚かされました。

1時間40分という長時間で、おまけにその間ずっと立ち見だったわけですが、楽しくてあっという間に終わりました。
普段ポートレートを撮影する機会がないので、とても勉強になりました。
また、「X-T2」への興味も湧いて、しまだいギャラリーへ戻ります。
本当は、次の並木隆カメラマンの「小さな万能カメラ -Xシリーズとの出会い-」というトークショーも見たかったのですが、借り物の「X-T2」は、しまだいギャラリーに15時半までに返却せよということなので、トークショーが終わってからだと、試し撮りをする時間がありませんでした。
3階のトークショーの会場から2階へ移動すると、そこにもパネルが展示してありました。

これらは全て、新機種「X-T20」によって撮影されたものでした。

1階にも「X-T20」による作品が展示されていて、一角には、先程のトークショーで出てきた藤里一郎カメラマンの作品がありました。

1階の中央部はタッチアンドトライのコーナーとなっていましたが、そこにあったのは、「X-T20」でした。

このコンパクトな「X-T20」は、私が所有する「X-T10」の後継機です。

4Kムービーや連写性能など、中身は「X-T2」そのままという感じなので、交換レンズを買い足すことのない、どっぷりFUJIに浸からないユーザーならば、こいつで十分すぎると感じます。
実際に、展示されていたパネルの作品は素晴らしいものでした。
ASPHODEL会場を出た後は、

この私の「X-PRO2」と借り物の「X-T2」の撮り比べは、同時にXF35mmF1.4とXF35mmF2WRの撮り比べでもありますが、その違いについては、藤里カメラマンが、柔らかい神レンズのF1.4に対してF2WRはかっちり過ぎると表現されていましたが…。

また、「X-PRO2」と「X-T2」の本体の違いとしては、「X-T2」のコンパクトさとEVFの見易さが印象に残りました。
TFT液晶と有機ELはここまで違うのかと感じました。

鴨川沿いを北上し

以前に奥さんと行ったことのある寺町商店街入口の矢田地蔵尊の前を通って、これまた、以前に入った「スマート珈琲」は今日も行列が出来ていて、

その先の本能寺にも寄りました。

何やらアニメキャラクターのようなパネルの前では、女子たちが写真撮影の列を作っていました。
1/23追記:刀剣乱舞というゲームの不動くんと薬研くんというキャラクターみたいです。

その先を歩いていると、目を疑う光景が…?

桜?

御池桜と名付けられたようです。
まさか、この時期に桜が見られるとは思いませんでした。

再び、しまだいギャラリーに戻り、「X-T2」を返却し、帰路につきました。
予想に反して、思っていたことが全てできたので、楽しかったですが、疲れました。

本日もらってきたパンフレットたちです。

記念品のポストカードは、想定外のボリュームでちょっとびっくりです。
さて、撮影した「X-PRO2」と「X-T2」の画像は、後日ゆっくり見比べてみようと思います。
1/23追記
書き忘れましたが、今回の「FUJIKINA 2017 京都」の3会場のテーマは、タッチアンドトライの中心機種でわかるように、
しまだいギャラリー「大フォーマットの世界」 = GFX 50S
ASPHODEL「センターファインダースタイルの世界」 = X-T20
ギャラリー祥「レンジファインダースタイルの世界」 = X100F(実際に行ってないのでタッチアンドトライがどうなっていたかは不明)
の発売予定機種の発表会的テーマだったようです。