現在の私の最大の気掛かりは猫娘の末っ子「あやめ」です。
それは、FIPという病気の症状のことはもちろんですが、その治療薬の対価の件でも気が気でなりません。
当初は、初期に発見できてすぐに投薬が開始できたので、既定の84日間よりも短く、2か月くらいで寛解できるのではないかと見積もっていました。
投薬翌日には劇的に回復して、順調に腹水も抜けていったことから、高額な治療費ながらもその回復を楽観視していました。
ですが、2週間後の血液検査の結果が改善しておらず、一気に不穏なムードになりました。
助言をいただいている保護団体の方のアドバイスにより、ウェットタイプの既定の量(体重1kgに対して100mg)よりも50mg多い量を投与することとなりました。
その結果、投薬1か月での検査では、未だ不十分ではあるものの、気にするべき数値が改善傾向にあり、ネット上の寛解した猫さんのデータと比較しても、2週間後のデータ含めて、似通っていることが判り、少し安心しました。
ですが、その1か月の検査前日に、一時的に真っ直ぐ歩けないことがあり、急遽ドライタイプとの混合タイプを疑うこととなりました。
保護団体の方のお話では、混合タイプの場合は1.5倍の投与量となると言います。
Mutian協力病院へ行けば、確実に1.5倍の投与量を指示されるだろうとのことでした。
ですが、炎症の数値が改善しており、食欲は一貫して旺盛であり、目にも異常が無い上、その真っ直ぐ歩けないという症状は、その時の一瞬だけで再発していません。
ドライタイプの混合を疑うには、確証が少なすぎるのです。
本当は、最新の検査設備のある病院で、肉芽腫の存在を調べるべきなのでしょうが、お世話になっている病院では、そのような設備はありません。
結局はそこでの判断は飼主に委ねられるわけで、うちの奥さんはお金の話となるとどこかへ消えてしまうので、私がひとりで考えるしかありません。
自分が飼うと言って譲り受けた子なのに、無責任だなぁと愚痴を言わせてください。

もう、1.5倍の投与に切り替えようかとも考えましたが、そこには金銭的な現実問題が立ち塞がります。
先日、キャンピングカー「オルビス・イオ」の車検で18万円ほど出て行ったわけですが、今月末のカードの支払額は、私がこれまで経験したことのない金額です。

PayPayや楽天等、これ以外のカードもある上、固定資産税や自動車税の税金や三男坊の大学の学費の引落としともう首が回りません。
本来なら長男の問題で負担した分を、長男の口座から返済を受けて対応したいところですが、高くない給料で、現在、職業訓練で欠勤扱い中となると、それもできません。
とは言え、きちんと投与しなければ、これまで投与してきた分も無駄になる可能性があり、難しい選択となります。
寛解に向けては、あやめの体重自体も約2.8kg程度から増やして3.5kgを目指せと言われており、そうなると、体重増加分の投与量の増加も考えなければなりません。
ご飯の量を制限せずに体重を増やすことにしたので、2.8kgだった体重は、昨日の時点で3.2kgにまで増えました。
本来であれば、次の血液検査の結果次第で投与量を決定するのが好ましいと考えますが、順調に改善しているとしても、途中で投薬を早期で終了することにはリスクがあるように思え、既定の84日間投与は決断する必要があると感じました。
ドライタイプの混合については、ふらつく症状の再発が一度も無く、おもちゃを追ってジャンプもするし、ここ数日はずっと登らなかったテレビ台の上にまで登るようになっているので、1.5倍投与の必要は無いと考えました。
しかしながら、これまで既定の+50mg投与を続けていることから、それは継続することにして、なおかつ、体重が増えてきていることで、一昨日から400mgを投与しています。
あと少し体重が増えたとしても、+50mgは守られるので、現在の延長線上でウィルスを抑え込めると判断しました。
そして、続く円安基調もあり、昨日公式サイトでは三度目のMutian(Xraphconn)を実行しました。

これで、検査結果に異状がない限りは400mgで84日間完走できます。
その分の支払いが発生するわけですが、ちょっとそこは麻痺気味です。


あやめの体重が急激に増えていることもあり、その日常の身体の動きに敏感になってしまって悩みは尽きませんが、次の検査の結果が悪くない限りはこれで寛解が期待できると考えています。